【光が丘土支田の歯医者】子どもの歯が痛む意外な理由について

子どもが歯の痛みを訴えている場合、もっとも最初に疑うのは虫歯の発症です。

歯のエナメル質に穴が開き、象牙質や神経に触れることで、痛みが発生します。

しかし、すべての痛みが、必ずしも虫歯によって引き起こされるわけではありません。

ここからは、子どもの歯が痛む意外な原因について解説したいと思います。

歯の生え変わり

子どもの口内が汚れていて不潔な状態だと、永久歯が生えてくるときに歯茎が腫れて痛みが出ます。

また、すでに生えている歯と噛み合う部分に生えてくる永久歯の歯茎が当たると、傷が付いたり、炎症を起こしたりします。

こちらも、子どもが歯の痛みを訴える原因になります。

その他、永久歯が斜めに生えてきているにもかかわらず、乳歯が抜けずに炎症が起きてしまい、痛みが発生するというケースもあります。

歯ぎしり

成長期の子どもは、顎を刺激し、骨を成長させるために、多少なりとも歯ぎしりをします。

こちらの行動自体は、特に問題のある行動ではありませんが、歯並びが悪かったり、睡眠不足があったりすると、こちらの歯ぎしりが過剰に強くなりすぎてしまい、痛みを感じてしまうことがあります。

また、永久歯にすべて生え変わる頃、すなわち中学生くらいの年齢を過ぎても、激しい歯ぎしりをしょっちゅうしているようであれば、マウスピースの装着などの対処が必要です。

このような歯ぎしりは、永久歯に破壊的なダメージを与えたり、顎関節症の原因になったりすることがあります。

中耳炎

耳と鼻は、耳管という管でつながっています。

こちらの耳管を通じ、鼻やのどの粘膜に感染したウイルスや細菌が中耳腔に入り込み、炎症を起こすのが中耳炎です。

また、子どもの耳管は大人に比べて短く太いため、中耳炎を起こしやすい傾向にありますが、こちらは頬や耳付近の症状を伴います。

子どもの中には、このような痛みを歯の痛みと勘違いする子も少なくありません。

そのため、歯科クリニックを受診し、歯を確認しても特に問題がない場合、中耳炎による痛みの可能性も探ってみましょう。

中耳炎の可能性が高い場合は、歯科クリニックではなく、速やかに耳鼻咽喉科のクリニックを受診しなければいけません。

まとめ

ここまで、子どもの歯が痛む意外な原因について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

子どもが歯の痛みを訴えることには、必ず何かしらの原因があります。

中には、前述した中耳炎のように別の病気を患っているケースもあるため、親御さんは虫歯が見つからなかったといって、決してそのまま放置しないようにしてください。