子どもの将来を考えるのであれば、小児矯正は適宜受けさせるべきです。
しかし、小児矯正を受けるのが子ども自身であるため、どうしても子どもの負担などを気にしてしまう親御さんは多いです。
ここからは、親御さんが抱く小児矯正に対する疑問を解決していきたいと思います。
子どもが嫌がる場合、小児矯正はできない?
小児矯正は、治療期間が長いだけでなく、毎日の丁寧なブラッシング、定期的な通院なども求められます。
また、慣れない装置を付けるのにも負担がかかるため、子ども本人の努力が欠かせません。
しかし、矯正のメリットや意味を子ども自身が理解できていなければ、このような負担を避けたいと考えるのは当然であり、原則として、嫌がる子どもに歯科矯正を行うのは難しいです。
そのため、子どもが嫌がる場合には、まず噛み合わせの程度や治療開始の時期、使用する矯正装置などについて、子どもと一緒に歯科クリニックに相談することをおすすめします。
子どもが痛みに慣れる期間はどれくらい?
小児矯正は、少なからず痛みを伴うものですが、子どもは大人と違い、適応能力がとても高いです。
そのため、矯正装置の付け始めに痛みが発生したとしても、わずか数日間で痛みや違和感に慣れるケースがほとんどです。
しかし、適応能力が高いといっても個人差があり、2~3日痛みが続く場合には、すぐ歯科クリニックに相談すべきです。
痛みのレベルにもよりますが、場合によっては歯茎や粘膜に装置が食い込み、炎症を起こしている可能性もあるため、決して放置してはいけません。
子どもが途中で小児矯正をやめてしまうことはある?
先ほども触れたように、小児矯正ではある程度の痛みが起こりますが、重篤な問題が原因で痛みが起こっていない場合、途中で矯正をやめてしまう子どもはほとんど見られません。
ただし、痛みを感じやすい子どもは、その分負担やストレスが大きくなるため、親御さんはしっかりと矯正のサポートをしてあげる必要があります。
例えば、食べ物に関しては、極端に硬いものを避けるようにし、小学生の子であっても、仕上げ磨きをしっかりしてあげることが重要です。
まとめ
ここまで、親御さんが抱く、小児矯正に対する疑問や不安について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
子どものためとはいえ、目の前で負担やストレスを感じる子を見るのは、親として非常につらいことでしょう。
そのため、小児矯正を行う場合は、あくまで子どもの同意や協力を得た上で、少しでも身体的、精神的な負担を減らすことができるよう、最後まで支えてあげることが大切です。
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