小児矯正を行う場合、虫歯治療などと同じように、一度歯科クリニックに通うだけで治療が完了するわけではありません。
複数回通院し、医師の指示を受けながら、少しずつ歯を動かしていくのが小児矯正です。
ここからは、小児矯正に伴う通院のペースやその他のポイントについて解説したいと思います。
通院のペースについて
小児矯正における通院のペースは、一般的に矯正装置を装着してから2ヶ月に1回(第一期治療)、月1回(第2期治療)です。
それほど頻繁に通うわけではありませんが、定期的に通院する必要があります。
また、矯正治療の通院では、予約日の都合が悪くなったり、予約時間に間に合わなかったりすることもあるかと思いますが、こちらはなるべく避けるべきです。
予約日、予約時間を守って通院することにより、治療をスムーズに短期間で進めることにつながります。
親御さんの付き添いについて
小児矯正の通院においては、親御さんの付き添いをおすすめします。
こちらは、歯科クリニックが示した治療に対し、親御さんが同意する必要があるからです。
小児矯正では、定期的に通院している中で、そのときの状況によっては新たな治療法を提案されることもあります。
また、その際に虫歯が発見されれば、先に虫歯を治療しなければいけません。
このような場合、子どもが一人で通院していると、なかなか判断できなかったり、受けたくない治療を受けさせられたりといったことにつながります。
こちらは、子どもにトラウマを植え付けることや、親御さんにとっての予想外の治療、出費にもなりかねないため、付き添いは必須です。
通院する歯科クリニックの変更について
小児矯正は、一度開始すると、保定期間を含めて数年ほど定期的な通院が必要になります。
また、小児矯正は、医師が綿密な計画を立てた上で開始するため、途中で歯科クリニックを変更してしまうと、また新しい治療計画を立て直さなければいけません。
これらの理由から、途中で通院する歯科クリニックを変更することはおすすめできません。
ただし、引っ越しや医師との相性など、やむを得ない理由で転院するという場合には、早めに医師に相談してください。
まとめ
ここまで、小児矯正に伴う通院のポイントや注意点などについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
小児矯正は、きちんと通院のペースを守り、なおかつ親御さんのサポートがあった上で、初めて良い成果が得られるものです。
もちろん、医師の力も必要不可欠であるため、治療を受ける歯科クリニック選びは慎重に行うことをおすすめします。
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