妊娠中は、食生活や口腔ケアの問題から、虫歯や歯肉炎、歯周病などのリスクが高くなります。
そのため、使いやすい歯ブラシや、使用しても気分が悪くならないような歯磨き粉などを選ばなければいけません。
今回は、妊婦さんが選ぶべき歯ブラシや歯磨き粉、その他デンタルケアグッズの特徴について解説します。
妊婦さんが選ぶべき歯ブラシの特徴
妊婦さんにとってつらいのは、やはり食欲不振や吐き気などを引き起こす悪阻(つわり)です。
また、悪阻がひどい方は、少し頬の内側に歯ブラシが触れただけで、嘔吐反射を引き起こす方もいます。
そのため、妊婦さんは、なるべく口に入れたときの圧迫感が少ないヘッドが小さめの歯ブラシを使用しましょう。
このようなタイプであれば、歯茎や頬の内側を必要以上に刺激せず、細かいところまでブラッシングができるようになります。
妊婦さんが選ぶべき歯磨き粉の特徴
市販の歯磨き粉の中には、強いミントなどの風味があったり、泡立ちやすいものがあったりしますが、これらはあまり妊婦さんには向いていません。
本来、ミントは清涼感を感じさせるための風味付けですが、こちらは妊婦さんにとって刺激が強いケースが多く、口内が泡でいっぱいになっている状態も、吐き気の原因となることがあります。
そのため、歯磨き粉に関しては、無添加のものを使用することをおすすめします。
無添加の歯磨き粉は、泡立ちが少なく、自然由来のハーブなどの優しい風味付けになっているため、妊婦さんでも抵抗なく使用できる可能性が高いです。
また、無添加の歯磨き粉のほとんどは、界面活性剤や研磨剤も含まれていないため、安心・安全に使用することができます。
妊婦さんが使用すべきその他のデンタルケアグッズ
口内環境が乱れがちな妊婦さんは、歯ブラシや歯磨き粉だけでなく、デンタルフロスやワンタフトブラシといったデンタルケアグッズも合わせて使用すべきです。
具体的には、デンタルフロスで歯と歯の間に残っているプラークを除去し、毛先が細いワンタフトブラシで細かい部分を清掃します。
ただし、細かい清掃は時間がかかるため、なるべく体調の良いタイミングで行うようにしてください。
まとめ
ここまで、妊婦さんが選ぶべき歯ブラシ、歯磨き粉、その他デンタルケアグッズの特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
妊娠中の適切なデンタルケアは、妊婦さんだけでなく、お腹の中の赤ちゃんの健康を守るためのものでもあります。
また、デンタルケアだけでは不安だという方は、タイミングを見て歯科クリニックでマタニティ歯科を受診してください。
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