これから、ジェルタイプの歯磨き粉を使ってみようと思っている患者様はいませんか?
基本的な使い方は普通の歯磨きと同じですが、何も考えずにただ磨いているだけではいけません。
実は、ジェルタイプの歯磨き粉の成分を活かすことができる使い方があるのです。
効果的な使い方を知って、日々のケアの質を高めてみませんか?
ジェルタイプの歯磨き粉の使い方~①夜の歯磨きに使用する~
まずジェルタイプの歯磨き粉は、ジェル状であるため、歯磨き粉に含まれている成分が歯に浸透しやすいメリットがあります。
このメリットを最大限に活かすならば、歯磨きで使用するベストなタイミングは“夜”になります。
加えて、歯磨きをした後に少量の水で1回ゆすぐだけで、歯磨き粉の成分が流れてしまうことを防げます。
もちろん、ジェルタイプの歯磨き粉の使い方は、夜に限らず、1日のどのタイミングで使用しても構いません。
より予防効果を高めたいと考えている患者様は、夜は絶対にジェルタイプで磨くと決めておきましょう。
ジェルタイプの歯磨き粉の使い方~②仕上げ磨きで使う~
ジェルタイプの歯磨き粉は、汚れを落とす時に使うだけでなく、ダブルブラッシングの仕上げ磨きで使う使い方もあります。
仕上げ磨きで使用する場合、すでに汚れが落ちている状態ですから、歯に歯磨き粉の成分が浸透しやすい環境が整っています。
そのため、予防効果を高められるのです。
この使い方は、大人だけでなく、子どもの歯磨きにも活かすことができます。
子どもの虫歯やその他のトラブルが気になる場合は、仕上げ磨きにはジェルタイプの歯磨きを使うようにしてみてください。
ジェルタイプの歯磨き粉は刺激が少ない商品が多いですから、子どもでも不快感なく使用できるはずです。
ジェルタイプの歯磨き粉の使い方~③研磨剤入りと併用する~
最後にご紹介するジェルタイプの歯磨き粉の使い方は、研磨剤入りの歯磨き粉と併用しながら使うことです。
メリットの多いジェルタイプの歯磨き粉ですが、着色汚れを落とすことができないデメリットがあります。
着色汚れが気になる時は、研磨剤入りの歯磨き粉を使用するしかありません。
ですので、ダブルブラッシングをする際に、先に研磨剤入り、次にジェルタイプの歯磨き粉の順番で磨くようにしてみましょう。
この使い方だと、着色汚れと予防を両立することができます。
その他にも、着色汚れは歯科クリニックで対応してもらえます。
セルフケアで効果が得られない時は、歯科クリニックで落としてもらいましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・ジェルタイプの歯磨き粉は、夜の歯磨きで使用すると良い
・ジェルタイプを仕上げ磨きで使う使い方だと、汚れの取れた歯に成分を浸透させられる
・子どもの仕上げ磨きで使用する際も、不快感が少なく使用しやすい
・着色汚れには不向きなため、研磨剤入りの歯磨き粉と併用すると良い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。