虫歯予防に効果的な食べ物の中に、牛乳があります。
飲み物としてだけでなく、加工された乳製品も歯に優しいですから、日頃から取り入れておきたいところです。
そんな牛乳ですが、適切な飲み方をすることでより予防効果を高めることができます。
一体、どのような飲み方なのでしょうか?
虫歯予防に効果的な牛乳の飲み方~①食事の締めに飲む~
牛乳は、1日のうち、いつでも飲んでいいと思いがちですが、虫歯予防の観点から見ると食後に飲むのがお勧めです。
食後に飲むと、食事で酸性になった口内を中和させることができます。
虫歯の原因となる口内環境が整えられますから、牛乳を飲むだけで簡単に予防ができるのです。
ところで、夜寝る前にホットミルクにして牛乳を飲む方もいるでしょう。
心身をリラックスさせ、自律神経を整える効果に期待できる飲み方ですが、飲んだ後そのまま寝てはいけません。
飲み終わった後は、必ず歯磨きをしましょう。
牛乳には乳糖が含まれていますので、歯のケアをしなければ虫歯になってしまう可能性があります。
全く虫歯にならない飲み物とは言えませんから、注意しましょう。
虫歯予防に効果的な牛乳の飲み方~②1日200mlが適量~
虫歯予防として牛乳を飲む際、予防効果を高めたいからとたくさん飲むのはかえって逆効果です。
適量は、1日コップ1杯分、約200mlになります。
それ以上飲んでしまうと、栄養が偏ってしまう恐れがありますので、飲み過ぎには注意しましょう。
余談ですが、妊婦さんの場合はカルシウムの推奨摂取量が増えますので、上記の目安では足りません。
妊婦さんが牛乳を飲む際は、1日コップ2杯分を目安にしてください。
虫歯予防に効果的な牛乳の飲み方~③飲むタイミングは朝~
虫歯予防のために牛乳を飲むタイミングは、朝になります。
なぜなら、快眠のために必要な睡眠ホルモンが作られるのに時間がかかるからです。
牛乳に含まれるトリプトファンは、幸せホルモンのセロトニンを生み出します。
そしてセロトニンは、夜になるまでに睡眠ホルモンのメラトニンに変化するので、睡眠の質を上げることができます。
変化のタイミングを逆算すると、朝がベストなのです。
睡眠の質が上がると、免疫力もアップしますので、虫歯予防の効果を高められます。
他にも健康的に虫歯予防ができる方法はたくさんありますから、歯科クリニックで気軽に聞いてみてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防のために牛乳を飲むなら、飲むタイミングは食事の締め
・牛乳を飲む時の適量は、1日コップ1杯200mlで飲み過ぎ禁物
・妊婦さんの場合は推奨摂取量が増えるため、1日コップ2杯分が目安になる
・睡眠の質を上げ、免疫力をアップさせるには、朝に牛乳を飲むと良い
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。