患者様の中には、現在の治療に納得がいかず、新しい歯科クリニックを探す方もいます。
その際に、治療のやり直しが必要になることがあります。
特に根管治療の場合は、歯の状態を確認し、再び治療することがあるのです。
今回は、再根管治療が必要になる人の特徴についてお伝えしましょう。
再根管治療が必要な人の特徴とは?
再根管治療が必要な人の特徴は、3つあります。
・虫歯の再発で根管に感染が見られる場合
・過去の根管治療の不備があった場合
・過去の治療で根管等の取り残しがあった場合
上記3つは、どれも根管にトラブルが発生した際に自覚症状が出て発覚します。
本来、歯科クリニックで根管治療を行う場合、標準的な手順で治療が行われます。
その際に、きちんと治療がなされていても、虫歯の再発がきっかけで根管にトラブルが連鎖することがあるのです。
しかしながら、これは日頃のケアの徹底により防ぐことができます。
問題は、他の2つの特徴です。
これらは、そもそも適切な治療が行われていないために生じてしまうトラブルになります。
適切な治療を行うことが問題解決の近道になりますから、再治療が必要になるのです。
再治療が必要かどうかは、歯科クリニックでレントゲンを撮ってもらうことで分かります。
レントゲンを撮ると、歯茎の内部の状態を確認できますので、治療が適切に行われていたかどうかを判断することができるのです。
よって、治療したはずなのに違和感がある場合は、まずレントゲンでの確認をしてもらいましょう。
意外にも、治療後に違和感がある事例は多いです。
信頼できる歯科クリニックで治療してもらったから大丈夫だと、違和感の見て見ぬふりをしてはいけません。
見て見ぬふりは大きなトラブルに繋がってしまう原因ですから、念のためセカンドオピニオンで確認してみるようにしましょう。
それで何もなければ、適切な治療が行われたと判断できます。
再根管治療が必要な人の特徴から言えること
再根管治療が必要な人の特徴には、根管に何らかのトラブルを抱えていることが共通しています。
完治したと思っていても、少しの間はトラブルが起こっていないか、様子を見ておくのが無難です。
治療に満足できないと、かかった時間やお金が無駄になってしまいます。
できるならば今回お伝えした特徴に該当しないのが一番です。
しかし、過去の治療で思い当たることがある場合は、歯科クリニックを受診し、再根管治療が必要かどうか判断してもらうようにして下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・再根管治療が必要な人には、虫歯が再発し、根管が感染している特徴がある
・過去の根管治療が不適切だった場合も、再治療の対象になる
・過去の治療で感染源となる部位が残っている場合も、再治療が必要になる
・思い当たるトラブルがある場合は、再根管治療で治癒を目指そう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。