歯茎を元気にするための栄養素について解説します!

健康的な歯を作るためには、栄養が豊富で規則正しい食生活が欠かせません。

それは、歯茎の健康を維持するためにも重要なことなのです。

ところで、歯茎の場合はどのような栄養素を多く摂取すると良いのでしょうか?

特に歯周病で長年悩まれている患者様は、是非ご覧下さい。

歯茎に必要な栄養素はコラーゲンの作成に関わるもの

一般的に、歯茎がピンク色だと健康な証拠だと言われています。

この健康的な歯茎は、コラーゲン繊維からできています。

コラーゲンと聞くと、美容関係のことを思い浮かべる方がほとんどです。

しかし、コラーゲンはお肌だけでなく、歯茎にも欠かせません。

歯茎が健康な状態の時は、コラーゲン繊維が壊れたとしても、すぐに再生します。

ですが、歯周病のように歯茎にトラブルを抱えている場合は、その再生が上手くいかなくなってしまいます。

その影響で、歯茎が健康的なピンク色でなくなってしまうのです。

さらに、再生が困難になると、歯茎から出血してしまいます。

それを防ぐためには、歯茎に必要なコラーゲンを形成する栄養素を積極的に摂らなければなりません。

歯茎に欠かせない栄養素は“ビタミンC”

そこで歯茎に欠かせない栄養素になるのが、ビタミンCです。

ビタミンCは、コラーゲン繊維の再生を促してくれる役割がありますから、歯茎が弱っている時にちょうど良いのです。

歯茎の色が少し違うと感じた時は、ビタミンCが多く含まれる食べ物を食べるようにしてみてはかいがでしょう。

ビタミンCが豊富に含まれている食べ物には、例えば、レモンやキウイフルーツ、かきがあります。

アセロラも多く含まれている果物の一つですが、中々生で食べる機会がありません。

その場合は、アセロラジュースでも問題ありませんから、手軽に摂取できるものとして覚えておいて下さい。

ビタミンC以外にも摂取すべきビタミン類

ビタミンCは歯茎の健康に欠かせない栄養素ですが、ビタミンB群やビタミンEもあわせて摂取することをおすすめします。

ビタミンB群は、粘膜の健康を維持するのに役立ちます。

特にビタミンB2やビタミンB6は、口内炎の症状を緩和する作用があるため、普段から炎症などが見られる方は積極的に摂取しましょう。

レバーやマグロ、カツオやニンニクなどに多く含まれています。

また、ビタミンEには抗酸化作用があります。

身体の組織や細胞が酸素を使うと、活性酸素というものが発生し、細胞は劣化します。

ビタミンEに含まれる抗酸化作用は、活性酸素から組織を守り、細胞を劣化させないように守ってくれます。

そのため、歯茎の健康も維持されます。

ちなみに、ビタミンEはアーモンドや唐辛子、筋子などに多く含まれています。

鉄分も欠かせない栄養素の一つ

歯茎の健康維持に欠かせない栄養素としては、鉄分も挙げられます。

タンパク質やビタミンCと同じく、鉄分もコラーゲンの合成には必要不可欠です。

鉄分が足りなくなると、コラーゲンが十分に合成できなくなり、歯茎のハリが失われてしまいます。

ただし、鉄分は他の栄養素と比較すると、身体への吸収力が低いです。

そのため、歯茎を元気にしたいのであれば、吸収率の良いヘム鉄と呼ばれる鉄分を多く摂取しましょう。

ヘム鉄は、主に以下のような食材に含まれます。

・牛肉(赤身)
・レバー(豚、鶏、牛)
・赤貝
・イワシ
・マグロ など

歯茎に関わる栄養素は色々な方法で摂取できる

歯茎に欠かせない栄養素のビタミンCは、サプリやジュースを始めとする色々な方法で摂ることができます。

仕事が忙しく、食生活で準備できない方は、自分に合った方法を選びましょう。

また、近年は歯磨き粉にコラーゲンが壊れるのを防ぐ成分が入った商品も登場していますので、日頃のブラッシングからケアを行うこともできます。

もっと詳しい内容を知りたい患者様は、歯科クリニックに聞いてみましょう。

継続できる方法を探し出すことは、大切です。

歯茎の健康維持には食材選びも大事

歯茎の健康を維持するには、栄養素だけでなく、食材の特徴を見て摂取するものを選ぶのも大切です。

例えばニンジンやゴボウなどの根菜、レタスなどの食物繊維の多い野菜は、歯や歯茎にも良い効果があります。

なぜなら、これらの食材をしっかり噛むことで、食事の際に唾液の分泌量が増えるからです。

唾液には食べカスを洗い流す作用や、細菌の働きを阻害する作用、歯を修復するための再石灰化作用などがあります。

このような唾液の働きは、歯茎の健康を維持するのにはとても効果的です。

バランスの良い食生活を心掛けよう

世の中には歯茎を元気にするための栄養素が数多くありますが、もっとも大切なのはバランスの良い食生活です。

先ほど少し触れましたが、食生活が乱れがちな方は、サプリで栄養補助を行いましょう。

ただし、サプリはあくまで栄養の補助であり、基本は日々の食事から栄養素を摂取しなければいけません。

また、過剰摂取は身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、バランスの取れた食事にプラスしてサプリを摂取してください。

ちなみに持病や服用中の薬によっても、サプリが悪影響を及ぼす可能性があるため、服用前にはかかりつけの医師に相談しましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・健康な歯茎は、コラーゲン繊維からできている

・歯茎のコラーゲン繊維の形成で代表的な栄養素は、ビタミンCである

・ビタミンCはコラーゲン繊維の再生を促す役割があるため、積極的に摂取しよう

・歯茎の健康を保つための方法は複数あるので、自分に合った方法を探し出そう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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