子どもにとっておやつの時間は、1日の中で最も楽しみな時間です。
しかしながら、おやつが虫歯のきっかけになってしまうことも少なくありません。
子どもが虫歯で苦しまないために、親御さんは与え方について考える必要があります。
どのような点に気を付けると、虫歯リスクを低くできるのでしょうか?
子どものおやつの役割
大人でも、仕事や家事をしていると、小腹が空いてしまうことがあります。
子どもも同様に、毎日活動している中で、1日3回の食事ではエネルギーが不足してしまうことがあるのです。
それを補うために、子どもたちにはおやつの時間が設けられました。
しかし、この話は一昔前の食事の栄養が不足しがちだった時のものです。
現在は、1食で摂取できる栄養が豊富で、高カロリーの傾向があります。
わざわざおやつの時間を設けなくても、十分に栄養を摂取しやすい環境になっているのです。
とはいえ、時が変わってもおやつを楽しみにする心に変わりはありません。
今では「おやつの時間=楽しいもの」として、多くの人に認知されるようになったのです。
子どもにおやつを与える際のポイント
子どもの虫歯予防を考える際、おやつを好き勝手に与えてはいけません。
ベストなおやつとして、時間を決めて短時間で食べられる、糖分が長く残らないおやつを与えるようにしましょう。
子どもの場合、胃がまだ小さいことから、どうしても複数回食べたいと主張することがあります。
ですが、だらだらと複数回食べるような状況は、虫歯菌が活発になりやすい環境を生み出してしまいます。
親御さん側で、食べる時間や回数をコントロールし、おやつの種類にも気を配ってあげるようにして下さい。
これを実践するだけでも、普段の虫歯予防で行っているケアの効果を高めることができます。
子どもの虫歯予防とおやつの与え方の基本は食生活にあり
今回の記事では、子どもの虫歯予防に役立つおやつの与え方をお伝えしました。
その効果をより発揮するためには、普段の食生活を整えてあげることが欠かせません。
しっかりとした食生活を送ることで、おやつのタイミングや分量が適正になりますから、乱れてしまうと全て狂ってしまうのです。
歯科クリニックでは、予防にお勧めのおやつやタイミングについてもアドバイスをしています。
子どもが虫歯になりやすいと不安を抱えている親御さんは、是非相談してみましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・本来の子どものおやつには、栄養補給の役割があった
・おやつは好き勝手にあたえず、時間を決めて短時間で食べるようにする
・食べる時は糖分が口の中に残りにくいおやつを選ぶようにする
・乱れた食生活は虫歯予防にも影響するため、正しい習慣を身につけよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。