虫歯がきっかけで発熱することもあるの?

虫歯の症状は、歯痛以外に頭痛として現れることがあります。

さらには、発熱してしまうこともあるのです。

虫歯と発熱には関連性がないように見えますが、きちんとした理由があるのです。

本記事では、虫歯がきっかけで発熱する理由についてご説明しましょう。

体調不良の原因を把握するためにも、参考にしてみて下さい。

虫歯が原因で発熱することはある

虫歯の症状が悪化すると、該当する歯だけでなく、周辺の組織にまで感染や炎症が起こります。

虫歯の症状の進行の影響で、発熱してしまうことはしばしばあるのです。

体調不良時の患者様の状況をヒアリングした際に、虫歯のトラブルを抱えていたということも珍しくありません。

特に虫歯菌が歯の根まで到達し、顎の骨まで広がってしまうと“顎骨骨髄炎”を発症してしまう可能性があります。

そうなると、歯の痛みに留まらず体調不良が起こりますから、治療しなければ問題を解決できません。
たかが発熱だと思わずに、虫歯だと思い当たることがある場合は、歯科クリニックを受診すべきです。

副鼻腔炎が発熱につながることも

虫歯によって発熱している場合、副鼻腔炎を患っている可能性もあります。

副鼻腔炎は鼻の周囲に存在する空洞に炎症反応が起こる病気で、鼻水や鼻づまりの他、発熱を伴うことも考えられます。

また、副鼻腔炎は虫歯が原因で引き起こされるケースもあります。

上の歯根の先に、虫歯由来の膿の塊ができると、それがすぐ近くにある副鼻腔にまで広がります。

結果、副鼻腔炎を発症し、熱が出て辛い思いをすることも少なくありません。

重度の虫歯は他の症状も引き起こす

虫歯による発熱は、基本的に重度の虫歯でしか見られない症状です。

また、重度の虫歯は、発熱以外の症状も引き起こすことがあります。

例えば、頬が腫れるという症状がその一つです。

虫歯が進行し、歯の神経が壊死して腐敗すると、根っこの先に膿が溜まる根尖病巣を引き起こします。

通常この膿は膜に覆われているため、根っこの先が腫れることはあっても、頬まで腫れることはありません。

しかし重い虫歯になると、膿が歯の周りの筋肉や歯茎の結合組織などを通り、頬や顎の下などにまで広がってしまうことがあります。

こちらは蜂窩織炎(ほうかしきえん)と呼ばれる症状で、ひどい場合は腫れや発赤、痛みなどにつながります。

虫歯が原因の発熱は見分けるのが難しい?

ところで、発熱の症状は虫歯に限らず、風邪等の通常の体調不良でも見かけます。

虫歯の治療中や自覚症状がない場合は、発熱の原因が特定しにくいこともあり得ます。

そのような時は、歯の痛みの範囲がどれくらいなのかを確認してみましょう。

虫歯が原因の場合は、虫歯菌のいる歯を特定することができます。

例えば「奥歯の近くにある歯の1本が痛い」と、自覚することができるのです。

しかしながら、体調不良時の発熱の場合は、痛みを感じる歯を特定できなかったり、全体的に痛みを感じたりと不明確なことがほとんどです。

体調不良時の発熱や痛みは、体が弱っていることで虫歯菌が活発化したために起こるものです。

ですので、虫歯になっていない歯であっても、虫歯菌が少し残っているだけで痛みを感じてしまうことがあるのです。

これをピンポイントで見分けるのは、とても難しいです。

判断が微妙な時は、念のため歯科クリニックを受診し、虫歯が原因かどうかを確認してもらうことをお勧めします。

仮に虫歯が原因でない場合でも、それがきっかけで他の病気を発症してしまうことがあります。

体全体のトラブルを防ぐ意味でも、体調が落ち着いた頃を見計らって受診するようにして下さい。

虫歯で発熱したときの治療の流れ

虫歯で発熱した場合には、まず全身状態を安定させる状態があります。

熱が出て体調が悪い状態では、虫歯治療を行うのが難しいからです。

そのため、内科を受診するなどして解熱に努めましょう。

もしかすると、虫歯とインフルエンザ、新型コロナウイルスなどを併発しているかもしれません。

また、全身症状が安定したら、早期に虫歯治療を開始する必要があります。

発熱の原因になる虫歯は、かなり進行していることが考えられます。

具体的には、歯の神経を除去する抜髄が必要なだけでなく、歯の根の中を無菌化する根管治療も必要です。

これらの治療には、相応の期間を要します。

治療を受け、根管内が無菌化されれば、発熱の原因となった根っこの先の病巣もなくなります。

虫歯で熱が出たときにやってはいけないこと

虫歯で熱が出たときにはつい患部に手をやりがちですが、細菌がさらに広がる可能性があるため、触らないようにしましょう。

また熱が出ているときに入浴すると、体温がさらに上昇し、体調を悪化させる可能性があります。

そのため、熱が下がるまではシャワーなどで身体を清潔に保ちましょう。

さらに、虫歯で熱が出ている場合は、アルコールも摂取してはいけません。

アルコールは血管を拡張させ、発熱を悪化させることが考えられます。

また、免疫機能を低下させるため、病気の回復を妨げる可能性も否定できません。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・虫歯が原因で発熱することはある

・虫歯菌が歯の根から顎の骨まで到達してしまうと、顎骨骨髄炎になる可能性もある

・虫歯が原因の発熱の場合は、特定の歯が痛いという自覚症状がある

・体調不良時の発熱と見分けにくい時もあるため、歯科クリニックの受診は必須

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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