食べる時は要注意!~口臭を悪化させる食べ物とは?~

口臭が悪化するのは、歯のトラブルだけではありません。

食べ物が原因で口臭が悪化してしまうことがありますから、食事には気を付けなければなりません。

とはいえ、どのような食べ物が口臭を悪化させてしまうのでしょうか?

今回は、口臭を悪化させてしまう可能性のある3つの食べ物をご紹介します。

口臭を悪化させる食べ物~①アブラナ科の野菜~

野菜は健康に良いということで、積極的に食べるようにしている方が多いです。

しかし、野菜の種類によっては、口臭を悪化させてしまう可能性がありますから、注意しなければなりません。

ここで注意すべきはアブラナ科の野菜、例えば、ブロッコリーや白菜、キャベツといったものが挙げられます。

これらの野菜には、臭いがキツイというイメージがありません。

しかし、インドールと呼ばれる成分が含まれており、食べかすとして口の中に残っていると発酵し、腐った野菜のような臭いを発してしまうのです。

先程の野菜は、日常生活でも食べる機会が多いですから、食後のケアを怠らないようにしましょう。

口臭を悪化させる食べ物~②納豆~

納豆は、日本特有の食べ物になります。

こちらも健康に良いことから、積極的に食べている方が多いです。

しかし、納豆は発酵食品であるため、元々臭いが強い傾向があります。

それが口の中に残ってしまうとさらに発酵し、アンモニア成分が発生してしまうのです。

アンモニア臭は独特の強い臭いを発しますから、周囲の人に口臭が広がってしまう恐れがあります。

納豆が好きな方は、食後のケアを忘れないようにして下さい。

また、納豆自体の発酵が進んでいる場合は、より口臭が強く、悪化する可能性があります。

人と会う機会が多い時は、直前に納豆を食べるのは避けた方が無難です。

口臭を悪化させる食べ物~③卵~

意外に思われるかもしれませんが、も口臭を悪化させてしまう食べ物の一つになります。

卵には硫黄成分が含まれており、分解されると硫黄ガスが発生してしまいます。

口臭の代表的な成分は硫黄になりますから、なるべく避けた方が良い食べ物になるのです。

日頃から口臭に気を付けたい方は、食べ物にも注意しておくのがベストです。

とはいえ、口臭の原因が食べ物でないこともありますので、今回紹介した食べ物を食べていないのに臭いが強いと感じた時は、歯科クリニックを受診して下さい。

別の原因で悪化している可能性がありますので、放置しないようにしましょう。

口臭を悪化させる食べ物~④ニンニク~

ニンニクも口臭を悪化させる食べ物として有名です。

人に会う前には食べるのを避けたり、気にしたりしている方も多いでしょう。

ニンニクには、アリインという物質が含まれています。

アリイン自体にニオイはありませんが、細かく切ったりすり潰したりすると、アリナーゼという酵素と結びつきます。

その結果、アリシンという成分に変化し、ニンニク独特のニオイが生まれます。

また、アリシンが血液に入ると、口臭だけでなく汗や肺からの呼気まで臭ってきます。

こちらのニオイの元が完全に体内から消えるまでには、摂取後48時間ほどかかると言われています。

口臭を悪化させる食べ物~⑤砂糖が入ったお菓子~

砂糖を多く含むお菓子は、食べると口内の細菌が活発になり、虫歯や歯周病を進行させます。

そのため、結果的に口臭の原因になり得ます。

また炭酸飲料やエナジードリンクは、お菓子よりも砂糖を多く含む可能性があるため、飲みすぎに注意しましょう。

なお、糖分を摂らないように徹底しすぎていても、かえって口臭が出やすくなります。

糖分が不足すると、代わりに脂質を燃やすことでエネルギーを得ようとしますが、その際には体内でケトン体が増えます。

ケトン体は、脂肪合成などの過程で発生する中間代謝産物で、果物が腐ったようなニオイを口臭として発する可能性があります。

つまり口臭を防ぐには、ほどほどの量の砂糖を含む飲食物を選び、歯磨きなどのケアを徹底しなければいけないということです。

口臭を悪化させる食べ物~⑥コーヒー~

こちらは正確に言うと飲み物ですが、コーヒーも口臭につながりやすいです。

コーヒーを飲んだ後は、口内に独特のニオイが広がります。

その原因は、コーヒーに含まれる微粒子が舌に付着し、口臭の元になる細菌を繁殖させることです。

飲み終わった後に舌の表面が茶色くなっているのは、微粒子によるものです。

また、コーヒーによる口臭は、唾液の量とも関係しています。

コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用によって体内の水分が減ると、唾液も減少して口臭が出やすくなります。

口臭を予防できる食べ物とは?

口臭を予防できる食べ物としては、リンゴやレモンなどの果物類が挙げられます。

リンゴに含まれるリンゴポリフェノールは、口臭の元となるメチルメルカプタンの発生を抑えます。

また、リンゴをかじることで歯の表面についた汚れが落ちたり、よく噛むことで唾液の分泌が促進されたりします。

レモンについては、クエン酸という成分が多く含まれています。

クエン酸は殺菌作用があり、口腔内の細菌を撃退する効果があります。

さらにレモンは果物の中でも特に酸っぱいため、口に入れると唾液が多く分泌されます。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・口臭はブロッコリーのようなアブラナ科の野菜を食べると悪化してしまう

・口臭を悪化させる食べ物には、健康に良い納豆も含まれる

・日常生活で使用頻度の高い卵も、口臭に影響してしまう

・口臭に食べ物が関係ない場合もあるので、放置だけはしないようにしよう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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