子どもの虫歯が発覚し、歯科クリニックを受診する親御さんは少なくありません。
その際に、大人の虫歯治療と同じように考えている方はいませんか?
実は、子どもだからこそ、虫歯治療において注意しなければならないことがあるのです。
今回は、その注意点についてご説明しましょう。
子どもの虫歯治療の注意点~①痛み止めの服用~
虫歯の状態によっては、歯科クリニックを受診する前から痛みが酷い場合があります。
その影響で、食事ができないとなると、子どもだけでなく親御さんも困ってしまいます。
大人の虫歯ならば、痛み止めを服用して受診時まで凌ぐはずです。
子どもの場合も、虫歯治療において痛み止めを服用しても問題ありません。
痛みによる苦痛や、歯科クリニックへの恐怖感が増してしまうことを防ぐために、服用は有効な手段になります。
ですが、薬の種類によって、服用できる年齢や回数、分量は異なります。
子どもの年齢に合った形で、服用するようにして下さい。
歯科クリニックで治療を受けた場合でも、服用が必要な場合は子どもの年齢や体質を考慮して薬の判断をします。
アレルギー反応等不安なことがある際は、歯科クリニックに伝えてもらえると非常に助かります。
薬の服用に関して、丁寧な説明ができているかどうかは、子どもが受診する歯科クリニック選びで大切なポイントになります。
子どもの虫歯治療の注意点~②休日診療を行っているか~
子どもに限らず、大人の場合でも虫歯治療が必要になる時は、急に起こります。
大人の場合は受診時まで耐えたり、凌ぐ手段を複数持っていたりと、痛みを我慢する方法を知っています。
しかし、子どもの場合はそうはいきません。
時には、休日であっても受診する必要があるのです。
その時に、休日でも受診が可能な歯科クリニックを知っていると心強いです。
従って、歯科クリニックで休日対応が可能かどうか、受診時に確認するようにしましょう。
虫歯の進行状態によっては、予約日まで待てないことも珍しくありません。
子どもの歯のことを考えると、緊急時の体制が整っていることは必要不可欠です。
小児歯科に対応している歯科クリニックでは、休日診療を行っていることが多いです。
また、休日は休診であっても柔軟に対応してくれるクリニックも多いですから、困った時はまず相談だけでも構いません。
子どもが安心して生活できる環境を、歯科クリニックでの治療を通して取り戻しましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・大人と同じく、子どもの虫歯治療の際に痛み止めは服用しても良い
・痛み止めを服用する際は、回数や分量を守って使用する
・子どもの場合、休日受診や対応が可能な歯科クリニックを知っておくと心強い
・小児歯科のある歯科クリニックだと、柔軟に対応してくれる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。