虫歯の痛みが酷くて、尚且つ、歯科クリニックを受診できない時、少しでも和らげるために何らかの応急手当をするはずです。
しかし、その手当の仕方によっては悪化してしまうこともあるのです。
どのような行為をすると、かえって逆効果なのでしょうか。
今回は、虫歯の痛みを悪化させる行為3つをご紹介します。
虫歯の痛みを悪化させる行為~①痛い部分に強く触れる~
1つ目の虫歯の痛みを悪化させる行為は、痛い部分にあえて触れることです。
歯に限らず、怪我をした箇所を強く触ると、誰でも痛いと感じます。
それと同じで、あえて痛みを感じている場所を触る必要性はありません。
できるならば、気になる箇所は触れずに過ごすことをお勧めします。
歯磨きをする場合は、いつもより弱い、優しい力で刺激しないように磨くようにして下さい。
注意点は、痛い部分を確認するからと言って、指で歯を触ってしまうことです。
指で虫歯部分に触れてしまうと、弱っている歯に指についた細菌が付着してしまいます。
そうなると、さらに菌が繁殖し、虫歯が悪化する可能性がありますから、口の内外問わず触ることは避けて下さい。
虫歯の痛みを悪化させる行為~②痛みを感じる場所を温める~
2つ目の虫歯の痛みを悪化させる行為は、温めることです。
体の不調の中には、冷やした方が良い時と、温めた方が良い時があります。
温めると症状が良くなる理由には、熱によって血行が良くなることが挙げられます。
しかし、虫歯の場合温めて血行を良くしてしまうと、血流が良くなった結果、痛みが激しくなりかねません。
そのため、温めるのはかえってNGなのです。
歯で生じる痛みは、神経や血流に菌が侵入して発生していることが少なくありません。
歯に関しては、温めない方が良いことを覚えておきましょう。
虫歯の痛みを悪化させる行為~③飲酒や喫煙をする~
3つ目の虫歯の痛みを悪化させる行為は、痛みがあるにも関わらず飲酒や喫煙をすることです。
特に飲酒は、歯の神経を一時的に麻痺させることになりますから、痛みを抑えられると勘違いしてしまいがちです。
ですが、実際は一時的に麻痺させた後に、より強い痛みが襲ってくる可能性がありますので、絶対に避けなければなりません。
飲酒によって血流が良くなるため、時間が経つと激しい痛みに襲われてしまうのです。
これらの行為は、歯科クリニックでも治療中にしてはいけない行為として教えてくれます。
歯科クリニックで言われたことは、しっかりと守りましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯で痛みを感じている部分に触れるような行為をすると、痛みが悪化してしまう
・痛みを抑えようと温める行為をすると、かえって痛みが悪化してしまう
・飲酒や喫煙をすると、一時的に痛みのストレスから解放されても根本的な解決にならない
・特に飲酒は、より痛みを強くする可能性があるため絶対に避けるべき
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。