虫歯の影響で、歯を痛めた経験のある方は多いでしょう。
すぐに歯科クリニックを受診できる場合は良いですが、休日の場合、休診日に該当し、すぐには対応できません。
そのような時は、ひたすら痛みに耐えるしかないのでしょうか?
実は、虫歯の痛みが酷い時にできる応急手当があるのです。
虫歯の応急手当～①歯磨きで食べかすを取り除く～
1つ目の虫歯の痛みを和らげるための応急手当は、優しく歯磨きをすることです。
痛みの原因の中には、虫歯の発生している歯の付近で、食べかすが挟まっていることで痛みが生じていることがあるのです。
このような場合は、歯に挟まっている原因物を取り除くだけでも、痛みを和らげることができます。
従って、歯の痛みを悪化させないように、優しくブラッシングをして原因物を取り除いて下さい。
特に痛みが強い部分は、ブラッシング自体が刺激になることもありますから、無理のない範囲で構いません。
虫歯の応急手当～②市販の痛み止めを使う～
2つ目の虫歯の痛みを和らげる応急手当は、市販の痛み止めを服用して、痛みを抑えてしまうことです。
痛み止めには、代表例としてバファリンやロキソニンが挙げられるでしょう。
これらの薬は、常備薬として自宅に置いていることも多いですから、受診までの対応策として使用できます。
また、正露丸も痛みを感じる部分に直接詰め込むと痛み止めになりますから、上記の痛み止めが手元にない時は試してみて下さい。
これらの薬は、本来は虫歯の痛み止めに使う機会がないはずです。
ですが、知っておくとすぐに受診できない時に役立ちます。
しかし、どちらの方法も基本はその場しのぎにしかなりません。
受診の予約が取れた段階で、すぐに治療してもらうことをお勧めします。
虫歯の応急手当～③常温の塩水でうがいをする～
3つ目の虫歯の痛みが酷い時の応急手当は、常温の塩水でうがいをすることです。
うがいをすると、虫歯に染みてかえって痛くなるのでないかと思うでしょう。
しかし、ただの水でうがいするのでなく、「塩水」にすることがここでのポイントになります。
塩水でうがいをすると、塩の効果で菌を少なくすることができます。
また、イソジンを使用してうがいをしても、同じように痛みを和らげることができます。
ただうがいをするよりは、菌の活動の抑制を促してくれますので、手軽な応急手当の1つになるでしょう。
いずれの方法を試した場合でも、歯科クリニックへの受診は欠かせません。
あくまでも応急手当であることを、忘れないで下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯の痛みが酷い時は、優しく歯磨きをして食べかすを取り除いて応急手当をする
・どうしても痛みが酷い時は、市販薬の力を借りて和らげる
・常温の塩水やイソジンでうがいをすることでも、立派な応急手当になる
・3つの応急手当は、すぐに受診できない時の一時しのぎであることを忘れないでおく
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
