中には、一度も歯科クリニックのお世話になったことがない人もいるかと思います。
反対に、どんなにケアをしていても虫歯になってしまう人もいます。
なぜ虫歯になりにくい人がいるのでしょうか?
ここでは、虫歯になりにくい人に見られる、共通点をご紹介します。
虫歯になりにくい人の共通点~①虫歯菌に強い体質~
一般的に虫歯になりにくい人には、虫歯菌に強い体質があるという共通点があります。
これは、歯磨きをさぼっているにも関わらず、なぜか虫歯がないという場合によく当てはまります。
体質を考える上でポイントになるのは、唾液の分泌量です。
虫歯になりやすい人やケアを徹底している人にとって、唾液の分泌量を促す行動は欠かせません。
しかし、そもそも虫歯になりにくい人は、通常の唾液の分泌量が活発な傾向にあるのです。
目立ったケアをしていなくても、唾液の作用で虫歯菌に対抗できているという事です。
虫歯になりにくい人の共通点~②歯質が強い~
もう一つの虫歯になりにくい人の共通点には、歯質が強いことも挙げられます。
歯質の強さは、素人目で判断できないものの、本来の歯質が強ければ強いほど、虫歯になりにくい傾向にあります。
したがって、1日1回の歯磨きでも、大切にして欲しい習慣なのです。
反対に、歯質が弱い人だと、歯の表面のエナメル質の強度が弱いですから、酸等の虫歯菌の影響に敏感に反応してしまいます。
その結果、歯が溶けてしまい、虫歯になってしまうのです。
このことは、どんなに丁寧にケアをしている人でもなってしまいますので、患者様のケア不足と言えません。
虫歯になりやすいかどうかは、本人のケアの良し悪しだけでなく、本来の体質も関係します。
経験上、ケアしていても虫歯になる機会が多かった場合は、体質的にもなりやすいと考えるべきです。
過去の虫歯の共通点から、ベストな対策を考えよう
虫歯になりにくい人の共通点には、歯質や体質といった生まれつきの要素が関わっています。
反対に、上記の内容に当てはまらない人ほど、虫歯になりやすい体質だと考えることが避けられません。
そうなると、対策が大切になります。
歯科クリニックでは、過去の虫歯の発生状況から、一人一人にあったケアの仕方を教えています。
体質が関係しているならば、それを知った上でケアをすると、再発予防を徹底できます。
自分の体質がどうなのか、まずは確認してみませんか?
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯になりにくい人の共通点には、体質と歯質の強さがある
・体質の判断は、唾液の分泌量が通常状態でも活発かどうかがポイントになる
・歯質は、エナメル質の強度で考えられるため、虫歯菌の酸の影響を受けにくい
・自分の体質や歯質を知ることで、より徹底した虫歯予防が実現できる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。