虫歯の中には、痛みが酷い場合もあります。
そのような時、「歯の神経を抜く」ことで治療をする場合があります。
神経を抜くと、今後の生活に影響はあるのでしょうか?
ここでは、虫歯治療として神経を抜くことのメリットを解説します。
進行の進んだ虫歯の治療をしている方は、是非ご覧下さい!
虫歯治療で歯の神経を抜くメリット～①虫歯の痛みから解放される～
虫歯治療で歯の神経を抜くと、悩みの根源となっている虫歯の痛みから解放されます。
そもそも虫歯の痛みは、歯自体で生じている訳ではありません。
内部にある神経に刺激が起こることで、体感として感じられるのです。
そのため、とにかく痛みから解放されたいという場合は、抜歯するよりも神経の対処をした方が早いのです。
虫歯治療で歯の神経を抜くメリット～②自分の歯を残せる～
2つ目の虫歯治療で歯の神経を抜くメリットは、そのまま自分の歯で生活ができることです。
抜歯になった場合は、抜いた後に新しい歯を入れなければなりません。
その歯は、基本的に人工物です。
虫歯が悪化しすぎて、抜かなければならない状態ならば仕方ありません。
ですが、そうでないならばどのような形でも残すべきです。
また、人口の歯を入れたとしても、口の中に合わず、かみ合わせ等に問題が生じる可能性もあります。
人工の歯だから、誰にでもすぐに馴染む訳ではありません。
やはり、天然の自分の歯でなければならないこともあるのです。
このような事情を踏まえると、「抜歯」のリスクを知ることができます。
なるべく自分の歯を残したい希望がある場合は、神経を抜く方法を検討してみて下さい。
虫歯治療で歯の神経を抜くメリット～③持病があってもできる治療法～
さらに、神経を抜く治療は、持病がある人にとって有効なのです。
虫歯治療で神経を抜く場合、使用する薬剤は局所麻酔薬のみです。
従って、1種類の薬剤ならば、現在服薬している薬との確認が比較的しやすいでしょう。
しかし、抜歯をするとなると、麻酔だけでなく痛み止め等、複数の薬が必要になる場合があります。
そうなると、持病で服薬している薬との相性や、そもそも服薬して良いかどうかの判断が複雑になることは免れません。
同じ虫歯治療であっても、「治療のしやすさ」に違いがあるのです。
もちろん、虫歯の進行度合いによって治療方針は変わります。
一概に神経を抜くことが良いと言えませんが、有効な選択肢になり得るのは間違いありません。
どちらの方法が生活スタイルに合っているのか、歯科クリニックで一緒に考えていきましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯治療で歯の神経を抜くと、虫歯の強い痛みから解放される
・抜歯とは違い、神経のみの対処になるので元の歯を残すことができる
・神経を抜く際は麻酔薬しか使わないため、持病がある場合でも比較的治療がしやすい
・抜歯するよりも、虫歯治療がしやすい方法である
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
