歯のトラブルに気をつけなければならないのは、小さな子どもだけだと思っていませんか?
実は、親の手から離れていく時も注意が必要なのです。
思春期はホルモンバランスの影響により、心も歯も敏感になっている状態だからです。
今回は、思春期の虫歯等のトラブルについてお話ししましょう。
思春期に起こりやすい虫歯トラブルの原因
思春期にもなると、親がわざわざ虫歯の対策を取る機会は少なくなります。
ですが、子ども本人が歯磨きの習慣等に気をつけていないと、あっという間に虫歯になってしまうのです。
その理由は、子ども同士での外出にあるでしょう。
成長すると、友人同時で出かける機会が増えてきます。
その際に、カフェやコンビニ等で飲食をする機会も増えてくるでしょう。
また、友人の家や学校で間食する日が出てくるかもしれません。
小さな子どもの時は、食べ物の管理を親がしていました。
ですが、その管理ができなくなると、同時に虫歯へのリスクが高まってしまうのです。
思春期には虫歯以外にも歯肉炎が起こりやすい
さらに、思春期はホルモンバランスの影響で、虫歯と同じくらい歯肉炎にもなりやすいです。
歯肉炎とは、歯茎から出血が見られたり、腫れてしまったりする症状を指します。
ここで、歯茎が腫れたことで何か影響があるのかと思う人もいるでしょう。
歯茎は腫れてしまうと、そこに歯垢が溜まりやすくなってしまいます。
歯垢が溜まる状況が続くと、虫歯や歯周病になってしまうリスクを高めてしまいますから、「腫れ」は異常事態なのです。
日頃のケアがもちろん大切ですが、思春期という成長過程が体に与える影響は大きいでしょう。
そう考えると、本人のケア不足だけで片付けられません。
思春期の虫歯チェック等で確認すべき部分
思春期の子供がいる家庭では、虫歯だけでなく歯肉炎等のリスクを軽減させるためにも、本人に以下のチェックをさせてみて下さい。
それは、歯茎の状態のチェックです。
歯茎が「薄いピンク色」で「引き締まっている」見た目ならば、健康的な状態になります。
反対に、色が赤っぽい、腫れているような箇所があることを発見した場合は、すぐに歯科クリニックを受診するように声をかけましょう。
ちょっとした変化でも、大きなダメージに繋がる前に治療に入れます。
早期発見ができるような環境を、家庭でも整えておいて下さい。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・思春期は、生活環境の変化から虫歯になりやすい状況である
・さらに、ホルモンバランスの影響で歯肉炎も起こりやすい
・放置してしまうと虫歯や歯周病になってしまうこともある
・歯や歯茎の状態もチェックできるように、歯に関する話題を取り入れてみよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。