虫歯の治療は、大人でも怖いと感じる人が結構いますよね。
自分が怖い思いをしてきたからこそ、子どもには同じ思いをさせたくないという親御さんもいるでしょう。
その際、虫歯予防の手法の一つとして、シーラントがあります。
子どもの歯のメンテナンスで悩んでいる親御さん、必見です!
虫歯予防で使用されるシーラントとは?
子ども向けの虫歯予防で行われるシーラントとは、歯の溝にプラスチックを入れることで、食べ物が詰まりにくくする治療法になります。
子どもの歯に限らず、大人の歯を見ても、歯の表面部には溝が入っていますよね。
食べ物をかみ合わせる際に、歯同士の隙間だけでなく、この溝の部分にもカスが詰まってしまうことが多いのです。
“歯磨きをすれば綺麗に汚れが取れる”と思う人もいるでしょう。
確かに、日々のブラッシングは大切なのですが、特に奥歯の方になると、大人でも磨くことが難しい場所になります。
それが、子どもの歯になると尚更でしょう。
事前に溝を埋めておくことで、虫歯になってしまうリスクを軽減することができるのです。
特に、親御さんが仕上げ磨きをしなくなるような年齢の子どもたちになると、磨いたつもりでも、きちんと磨けていないこともありますよね。
歯の状態を親がチェックする機会が少なくなる時こそ、メンテナンス時にオススメしたい予防法です。
虫歯予防のシーラントが最も効果的なタイミングとは?
虫歯予防が可能になるシーラントですが、これは一回処置しただけで永久に効果が得られる訳ではありません。
定期的にメンテナンスをしてあげることで、歯の安心感が得られます。
ですが、初回は何歳くらいが良いのでしょうか?
初回の目安としては、生えたばかりの奥歯が見られる6~7歳や11~13歳ころになります。
この年齢の頃になると、歯がしっかりと生えそろっていて、乳歯が抜けてくるタイミングにもなりますよね。
そのため、虫歯予防をするにはちょうど良いタイミングになるでしょう。
歯の定期検診を行った際に、一緒にシーラントを行ってみてはいかがでしょうか?
一方で、歯医者に慣れない子どももいると思います。
無理強いをして、嫌な思い出として残ってしまうと、その後の治療にも響いてきますよね。
その時は、無理に治療をしようとせず、歯医者がどんな雰囲気の場所なのかを知ってもらう日にしましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・虫歯予防で使われるシーラントは、奥歯の歯の溝にプラスチックを流しいれることで、溝を防ぐ予防方法
・大人の歯と違い、子どもの奥歯は溝が複雑なため、歯磨きがしにくい特徴がある
・処置をする適切なタイミングは、奥歯がしっかりと生えている6~7歳や11~13歳くらいが目安になる
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう!