世代を問わず、歯並びを綺麗にするために、矯正歯科を検討される方が増えています。
ところで、矯正歯科における治療は誰でも受けられるのでしょうか?
歯に専用の装置を付けますから、適さない場合は治療自体を検討し直さなければなりません。
本記事では、矯正歯科の疑問についてお答えしましょう。
矯正歯科は基本的に誰でも治療が受けられる
矯正歯科の治療対象となる患者様に、基本的に制限はありません。
治療を受けるための条件は、歯並びが悪かったり、噛み合わせにトラブルを抱えたりしていることのみです。
そのようなトラブルや悩みを抱えているのは、大人も子どもも関係ありません。
子どもの場合は、治療を開始する時期を様々な状況を踏まえて判断しますが、子どもだからできないということはありません。
歯の成長を考えて、早めに始める場合もあるのです。
従って、対象者が限定されることはありませんから、ちょっとした悩みや困り事がある場合は相談してみましょう。
矯正歯科の中でも治療対象者が限定される場合もある
とはいえ、矯正歯科における治療法の中には、対象者が限定される内容もあります。
その一例には、マウスピースを用いた治療が挙げられます。
近年、マウスピースを用いた矯正治療は注目を集めていますが、これは歯並びが悪い状況の方ほど矯正治療が難しいという特徴を持っています。
また、抜歯を経てから矯正治療を行う必要がある場合も、マウスピースによる治療が難しいとも言われています。
そのため、大掛かりな治療が必要な場合は、他の方法での矯正を検討しなければなりません。
様々な矯正法が登場しているにも関わらず、ワイヤーの矯正を行っている方を多く見かけるのは、治療法の適性も関係しているのです。
どの治療法にも、患者様によって向き不向きがありますから、治療費だけで判断しないようにして下さい。
矯正歯科は歯に適した治療法で判断しよう
矯正歯科の治療法は、個人によって違います。
さらに歯科クリニックの中には、どのような歯並び、トラブル改善を目指すのかによって、適した治療法が違うこともあります。
複数の歯科クリニックを比較する場合、情報が多いと困ってしまう場合も出てくるはずです。
そのような時は、患者様の歯、ニーズに合った治療法が何かなのかを、もう一度考えてみましょう。
歯科クリニックでは、治療時の不安がないように些細な質問にもお答えしますので、相談して疑問を解消しましょう。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・矯正歯科で行われる治療は、基本的に誰でも受けられる
・治療法の中には、トラブルの程度に応じて不向きなものもある
・今の歯並びに合った治療法を見つけることが、治療を始めるにあたり大切になる
・安心して治療を始めるためにも、歯科クリニックで疑問を解消しよう
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。