歯石は放置したままだとどうなるの?

歯科クリニックで定期検診をした際に、歯石取りを勧められることがあります。

歯石を取り除いた方が良いのは分かっていますが、仮に放置したままだとどうなるのでしょうか?

歯石の恐ろしさを知ると、すぐに歯科クリニックを受診したくなるはずです。

ここでは、歯石を放置した場合のリスクについてご紹介します。

歯石を放置すると歯茎が炎症を起こす

歯石は、歯垢が歯の周りに固まる現象でできたものです。

基本的にセルフケアで取り除くことはできず、歯科クリニックでしか取り除けません。

少ししか歯石がないからと放置したままにすると、常に歯に汚れが溜まった状態になってしまいます。

その結果、歯茎の炎症を引き起こしてしまい、出血することがあるのです。

そして、トラブルは出血だけにとどまりません。

出血しやすくなることで、さらに新しい歯石ができやすくなったり、その影響で歯石が黒くなってしまったりすることがあるのです。

これでは、どんなにケアをしても口の中の健康が維持できません。

歯石を放置すると審美に影響する

また、歯石を放置し、出血の影響で黒ずんでしまうと、歯の健康だけでなく見た目も悪くなってしまいます。

仮に人に見えない場所にあるから問題ないと思っていても、それらを隠すことはできません。

些細なことですが、歯の印象が悪いと顔全体の印象に関わりますので、精神的なダメージに繋がる可能性があるのです。

健康的な印象は、体が健康なだけで作られません。

精神面の健康さも大切になりますから、自分で損なうような真似をしないようにしましょう。

歯石の放置で歯周病菌が増える

また、歯石の放置は炎症や審美面のリスクだけでなく、歯周病へのリスクを高めることになります。

特に歯石は歯周病菌の付着率が高いため、取り除かないだけでどんどん症状が進行してしまいます。

そう考えると、歯石になる前の歯垢の段階で、きちんと取り除くことの重要性が理解できるはずです。

しかしながら、日々のブラッシングでの磨き残しが原因で、歯石ができてしまうこともあり得ます。

そのような時は、歯科クリニックを頼り、口の健康を取り戻しましょう。

歯石のケアは一回だけでなく、定期的に行うことが大切ですから、毎年決まった時期に歯科クリニックを受診する習慣を身につけるようにして下さい。

その行動が、数年後の口の健康を左右します。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯石を放置したままにすると、歯茎に炎症が起こり、出血してしまう

・出血した影響で歯石が黒ずむこともあり、審美面に影響を与える

・歯石には歯周病菌が付着しやすいため、歯周病へのリスクが高まる

・歯垢の段階のケアを徹底するだけでなく、歯科クリニックで取り除く習慣を身につける

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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