歯科クリニックで定期的なメンテナンスを受けていれば、シーラントは高い虫歯予防の効果を発揮します。
ですが、100％虫歯を防げるとは言えません。
シーラントをしていても虫歯になってしまう事例には、何があるのでしょうか?
予防を確実にするためにも、知っておきましょう。
シーラントが外れたところから虫歯に
まず、シーラントをしたとしても、何らかの拍子で外れてしまい、そのままにしていると虫歯になってしまう可能性があります。
シーラントによる虫歯予防は、歯の溝をなくすことで可能です。
しかし、せっかく充填したものが外れてしまうと、そこに汚れが溜まってしまうため、虫歯のリスクが高くなります。
この事例から学べることは、シーラントが外れたら、再度充填してもらうことです。
これだけでも、虫歯リスクを下げられます。
シーラントする歯を綺麗にしないと虫歯に
シーラントする予定の歯は、充填する前に綺麗にしておく必要があります。
これをしなければ、シーラントと歯の間にある汚れから虫歯が発生してしまう可能性があるからです。
歯を綺麗にすることは、シーラント前に歯科クリニックから説明がありますから、指示に従えば問題ありません。
また、治療前に歯のクリーニングを行うこともありますので、汚れが溜まったままシーラントをすることはありませんからご安心ください。
シーラントの隙間に虫歯菌が入り込むことも
シーラント前に歯を綺麗にしたとしても、その後、シーラントと歯の隙間に虫歯菌が入り込み、虫歯になってしまうこともあります。
シーラントしたての時は問題なくても、時間が経つと虫歯菌が入り込む隙間ができてしまう時があります。
隙間から入り込む虫歯が発生すると、シーラントの下の歯が黒く見えてしまうのです。
いくら丁寧に歯磨きをしたとしても、このようなトラブルは起こり得ます。
歯科クリニックの中には、シーラントの下で虫歯が発生していないかを確認するために、レーザー光を使用する機械を導入しているところがあります。
それを使用すると虫歯を見逃しませんから、早期治療に繋がります。
このように、シーラントをしていたとしても、ちょっとしたことで虫歯になることは十分にあり得ます。
シーラントの効果を維持するには、劣化などしていないか、歯科クリニックで診てもらうしかありません。
とはいえ、シーラントは歯を削らすに処置してもらえるなどメリットの多い方法ですから、是非検討してみてください。
この記事のおさらい
今回の記事のポイントは以下になります。
・シーラントを外れたままにしていると、そこから虫歯が発生する
・シーラントする歯を事前に綺麗にしなければ、溜まった汚れが虫歯菌の温床になる
・シーラントの隙間から虫歯菌が入り込むことがある
・シーラントの効果の維持には、歯科クリニックのメンテナンスが欠かせない
以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
