歯周病検査が痛いのは本当なのか?

歯科検診の中には、虫歯だけでなく、歯周病でないかどうかの検査もあります。

虫歯がない方であっても、歯周病の検査は受けておくべきです。

とはいえ、検査を経験された方の中には、痛いという話をされることがあります。

歯周病検査は、痛い検査なのでしょうか?

まだ検査を受けたことがない方は、是非ご覧下さい。

歯周病検査が痛いと感じる検査とは

歯周病検査には、歯周ポケットの深さを調べる検査、歯周病の原因となる歯の汚れの付着状況を調べる検査、歯を支える骨の状態を調べる検査があります。

どれも、歯周病になっていないかを調べるものですから、検査を経験された方は流れを知っているはずです。

レントゲンや歯の状況を確認する検査に痛みは伴いませんが、歯周ポケットの深さを調べる検査には注意が必要です。

人によっては、歯周病検査中に痛いと感じてしまうことがあるのです。

しかし、痛みを感じるといっても、激痛がある訳ではありません。

チクっとした痛みですし、長期間痛むことはありませんのでご安心下さい。

歯周病検査で痛いのは歯茎を刺すため

歯周病検査で痛いと感じる方が多いのは、針状の機器“プローブ”の影響によるものです。

プローブを歯と歯茎の隙間に刺すことで、深い歯周ポケットが作られていないか確認していきます。

歯周ポケットがなく、健康な場合は痛みを感じることはありません。

ですが、少しでも歯周病の可能性がある場合は、刺した際に出血が見られるのです。

この出血は、歯茎の炎症を意味していますので、歯周病になっている、またはその可能性があると歯科クリニックで判断します。

炎症のある箇所にプローブを刺したことが、痛いと感じてしまう理由になります。

その他の歯周病検査について

一般的な歯周病検査は針状の機器であるプローブを用いて行われるものです。

これ以外にも検査には種類があり、その一つがエックス線検査です。

歯周病がさらに進んでくると、歯を支えている歯槽骨が溶けてきます。

そのため、歯肉に隠れている歯槽骨の高さを調べる必要があります。

このときにもっとも効果的なのがエックス線検査です。

エックス線検査は、歯槽骨の溶けてなくなった範囲や程度を正確に知ることができます。

また、エックス線と聞くと放射線被ばくが気になる方もいるかと思います。

歯のエックス線撮影時の被ばく量は、1年間に浴びる自然放射線よりも少ないです。

このことから、そこまで心配する必要はありません。

歯周病予防のクリーニングは痛むのか?

歯周病予防のクリーニングは、プラークや歯石を取り除く施術です。

歯の表面からプラークや歯石を取り除き、歯の表面を滑らかにします。

こちらは歯周病や虫歯を予防できるだけでなく、口臭や着色の改善にもつながります。

しかし、痛みがまったくないというわけではありません。

歯茎が腫れていたり知覚過敏があったりすると、クリーニング中に痛みを感じます。

歯石が多く付いていたり、機器を使用したりすることでも痛みを覚えることがあります。

理由としては歯周病検査とほぼ同じです。

ちなみに歯石取りについては、麻酔をして痛みを和らげることができます。

ただし歯茎がすでに弱っている場合、出血量は多くなることが予想されます。

歯周病検査は痛いと避けずに積極的に受けよう

歯周病検査が痛いという話題を聞くと、受診を躊躇してしまいます。

ですが、歯周病検査は歯周病なのか、進行度合いはどのくらいなのかを判断する検査になります。

日本人は歯周病の患者数が多いと言われていますから、検査で口の中の状況を知っておくべきなのです。

そして、検査で歯茎の内側を触ったとしても、そこから炎症が酷くなることはありません。

検査の結果によっては、早期発見から治療へ繋げられますので、悪化することを防げるのです。

痛みに敏感な方は、歯科クリニックで検査前に申告してもらえると、不安がないように対応してくれます。

痛いから検査を受けないという選択だけは、絶対にしないようにしましょう。

歯周病検査が必要な理由

歯周病の検査は、歯周病治療を正しく行うために必要不可欠なものです。

歯科治療ではいろいろと検査が多く、うんざりする患者さんもいるかもしれません。

しかし検査がなければ治療はできず、こちらは歯周病も例外ではありません。

各患者さんに効果的な治療を行うためには、歯周病の現状を把握する必要があります。

病状を把握せずして治療の効果は現れないのです。

歯科クリニックでは、歯科医師と歯科衛生士が患者さん一人一人のデータを分析します。

これにより、最良な治療を提案してくれます。

すぐに歯周病検査を受けるべき人

以下に該当する方は、すぐにでも歯科クリニックで歯周病検査を受けるべきです。

・歯磨きの際に出血することがある
・歯茎が腫れた感じがする
・口臭が気になる
・食べ物がよく詰まる

歯茎に炎症が起こっていると、歯磨きの際に出血しやすくなります。

歯茎が腫れた感じがするのは、歯周ポケット内の細菌が炎症を起こしているからです。

また歯周ポケット内に細菌がいると、口臭がひどくなることもあります。

その他歯周病にかかると歯と歯の間が広がり、食べ物が詰まりやすくなります。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯周病検査の歯周ポケットを調べる検査は、痛いと感じることがある

・針状の機器プローブを歯と歯茎の隙間に刺す際に、歯周病の可能性があると痛みがある

・刺した時の痛みは、歯茎の炎症によるもので出血があることも

・歯周病の進行を確認する大事な検査になるため、必ず受けるようにしよう

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

東京都練馬区光が丘(土支田)で歯科(歯医者さん)をお探しの際には、是非、土支田ファミリー歯科にご連絡ください!患者様には、治療内容をアニメーション動画で分かりやすく説明し、納得頂ける治療をさせて頂きます。