歯石取りは歯科クリニックで!~市販品に潜むリスクとは?~

最近、歯石取りのできる市販品が登場し、利用者が増えています。
本来、歯科クリニックでしかできない施術が自宅でも可能になると、より一層ホームケアに力が入るはずです。
しかし、歯石取りの市販品には大きなリスクが潜んでいます。
一体、どのようなリスクがあるのでしょうか?

歯石取りの市販品の種類

歯石取りには、手用スケーラーと呼ばれる市販品があります。
手用スケーラーは歯科クリニックでも行われている、ガリガリと歯石を削り取る機器になります。
人力で取り除いていく方法ですが、実はドラッグストアでも販売されているのです。

身近な場所で購入できることに、驚かれるでしょう。
今や、歯のケアは自宅でも行える時代になっていますから、多忙な人に人気の商品になっているのです。
セルフケアを徹底したい人にとっては、気になる情報になるはずです。

歯石取りを市販品で行ってはいけない

しかしながら、歯石取りを市販品で行ってしまうと、かえって歯の健康を害してしまうリスクがあります。
なぜなら、素人である私たちが「刃物」であるスケーラーを扱うことで、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があるからです。
歯科クリニックで行ってもらう際は、削り取る作業を簡単にできると思ってしまいます。

ですが、機器の扱いに不慣れな素人が使用すると、歯石をピンポイントで削り取れません。
極端な話をすると、危ないのです。
使用した結果トラブルが生じ、歯科クリニックのお世話になってしまうのでは意味がありません。

さらに、下手に使用すると歯が傷ついた結果、口臭等のトラブルの原因にもなりますので、便利であってもプロに任せるべきです。

歯石取りは市販品よりも歯科クリニックに任せよう

たかが歯石取りだと思いがちですが、市販品に限らず、専門の機器を使いこなすには数年の時間が必要です。
歯科クリニックで対応してくれる歯科衛生士は、2~3年の実習・経験を通し、国家試験に合格した結果、ダメージを与えずに作業できるのです。
プロでも安全に使用するためには長年の経験が必要になりますから、素人がすぐにできる訳ではありません。

歯にダメージを与えずに歯石取りができるのは、やはり歯科クリニックしかありません。
セルフケアで対応できると思わずに、定期的にプロの力を借りるようにしましょう。

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・歯石取りで使用される手用スケーラーは、市販品となっている

・市販品を使用して歯石取りをすると、歯や歯茎を傷めてしまうリスクがある

・歯へのダメージの結果、口臭等のトラブルに発展する場合もある

・歯へのダメージがなく安全に歯石を取り除くならば、歯科クリニックに任せるべき

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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