歯磨き粉にまつわる今昔物語~虫歯予防は時代問わず~

海外では、虫歯予防を日常生活で徹底しています。
これは、今に始まったことではありません。
海外の古代文明においても、積極的に行われていたのです。
さらに日本でも、江戸時代から歯磨きの文化が根付いていきます。
今回は、昔の虫歯予防で使用された歯磨き粉を、時代ごとにピックアップしましょう。

エジプトの虫歯予防はクレオパトラがいた時代から?

古代エジプト人も、虫歯予防への関心が高く、クレオパトラがいた時代から歯磨き粉を利用していたという話が残っています。
歯磨き粉と言っても、現在のような品物ではありません。
当時使用していたのは、木の実「ビンロウ」、「乳香」、「ナイル川沿岸の土」等の複数の材料の他に「ハチミツ」を混ぜていた物です。

土や木の実を混ぜている物が歯磨き粉になることは、今だとイメージしにくいでしょう。
しかし、現代的な視点から見てみると、それぞれの材料には虫歯予防に適している効果があります。
特にハチミツは、虫歯予防の効果があることが分かってきていますから、嬉しい効果が期待できるでしょう。

虫歯予防だけでなく、色にも拘った江戸時代

また、日本で歯磨きや虫歯予防の考えが一般的になったのは、江戸時代になります。
江戸時代以前は、お茶で口を漱いだり、塩を付けてこすったりといった方法を行っていました。
しかし、江戸時代になると、「丁字屋歯磨」と呼ばれる歯磨き粉が登場したのです。

歯磨き粉が登場した結果、変わったことがあります。
それは、「歯を白くする」ことができる効果で、今で言うホワイトニングと同様の効果になります。
江戸時代の女性は、「歯の白い男性がイケメンだ」というイメージを持っていたため、瞬く間に男性の間に広まりました。

もしかすると、日本人にホワイトニングの大切さが伝わったのはこの時かもしれません。

虫歯予防は時代を問わずに行われている

今回は、2つの事例をご紹介しました。
どちらの例を見ても、虫歯予防は時代を問わず行われていたことが分かります。
何より、どの時代においても、虫歯等に効果的な素材を使用していますので、現在に通じるところもあるのです。

現在は、高性能な歯磨き粉がたくさん登場しています。
しかし、虫歯予防には定期的な見直しが大切ですから、過去の虫歯予防を参考にできるかもしれません。
もちろん、歯科クリニックではより高度な内容を教えることができますから、気兼ねなくご相談下さい!

この記事のおさらい

今回の記事のポイントは以下になります。

・古代エジプト人は、虫歯予防として様々な材料を使用した歯磨き粉を使用していた

・日本の虫歯予防が一般的になったのは、江戸時代から

・江戸時代では白い歯がイケメンの証であるため、丁字屋歯磨が男性の間で大流行した

・歯科クリニックでは、より高度な知識で歯磨き粉を勧めることができる

以上のポイントはしっかりと押さえておきましょう。

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