PMTCの効果とメリット〜プロによる歯のクリーニングで得られる5つの変化

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2026.06.24

本記事では、PMTCの定義から具体的な効果、施術の流れ、費用、適切な受診頻度まで、プロによる歯のクリーニングの全体像を解説します。

PMTCとは何か?歯のクリーニングとの違いは?

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セルフケアでは落としにくい汚れには、歯科でのクリーニングが役立つと考えられています。土支田ファミリー歯科ではお口の状態に合わせたケアをご提案します。クリーニングのご予約はこちらから。

PMTCは歯科医師や歯科衛生士が専用機器を用いて行う機械的歯面清掃です。厚生労働省e-ヘルスネットでは「専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に全ての歯面の清掃と研磨を行う」と定義されています。

PMTCの最大の目的は、バイオフィルムの除去です。バイオフィルムとは細菌が形成する膜状の塊で、一度歯の表面に付着すると歯磨きだけでは取り除くことが困難になります。キッチンやお風呂の排水口にできるヌメリと同様の構造を持ち、細菌が外的要因から身を守るために形成されます。

一般的な歯のクリーニングには「スケーリング」と「PMTC」の2種類があります。スケーリングは歯石除去を目的とし、PMTCはバイオフィルムや着色汚れの除去を目的とします。スケーリングで歯石を取り除いた後、PMTCで歯の表面を研磨してツルツルに仕上げるのが理想的な流れです。

バイオフィルムが身体に与える影響

バイオフィルムは約3ヶ月かけて増殖し、放置すると虫歯や歯周病の原因となります。さらに、歯周病は糖尿病などの生活習慣病や動脈硬化とも密接に関わっているとされています。口腔バイオフィルムの特徴は以下の3点です。

  • 薬剤や免疫が作用しにくい:細菌が塊を形成することで、外部からの攻撃を防ぎます
  • ホームケアでは除去困難:歯にこびりついた状態は、通常の歯磨きでは取り除けません
  • 全身への影響:放置すると身体全体の健康に悪影響を及ぼす可能性があります

PMTCで得られる5つの効果とメリットは?

PMTCは虫歯予防、歯周病改善、着色除去、口臭予防、歯質強化の5つの効果をもたらします。定期的に受けることで、お口の健康を維持し、セルフケアのモチベーション向上にもつながります。

1. 虫歯を予防できる

PMTCでは歯磨きでは取り除けない虫歯の原因となる細菌の塊を除去できます。歯の表面についた細かな傷をなめらかに整えることで、歯の表面がツルツルになり、汚れが付着しづらくなります。フッ素塗布により歯のエナメル質が強化され、虫歯予防効果がさらに高まります。

2. 歯周病の改善と予防ができる

歯の表面だけでなく、歯茎に近い部分や歯肉縁下数ミリ付近まで付着した汚れを落とします。歯茎への細菌感染が原因で起こる歯周病の予防効果が期待でき、PMTCを繰り返すことで歯肉が引き締まり、歯周病や歯肉炎の予防につながります。

歯周病の治療・予防

3. 着色汚れを取り除ける

PMTCをすることで、歯の表面についた飲食物やタバコによる着色汚れをある程度落とすことができます。コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコのヤニなどによる頑固な着色を除去し、歯本来の白さやツヤを取り戻せます。見た目にも嬉しい変化が得られるでしょう。

4. 口臭の予防になる

口臭は口内の細菌が出す揮発性のガスが原因で発生するケースが多いです。口臭の大部分は、歯周病菌をはじめとする口内細菌が作り出したバイオフィルムから発生します。PMTCを受け、口内の細菌を減らすことで揮発性のガスが発生しにくくなり、口臭を防ぐことができます。

5. 歯質が丈夫になる

研磨には歯と同じ成分を配合したペーストを使用し、歯の凸凹を埋め、ステインをつきにくくし、再石灰化を促します。仕上げにフッ素塗布を行うことで、歯のエナメル質が強化されて歯が丈夫になります。

PMTCの施術の流れはどうなっている?

PMTCは口腔内チェック、歯石除去、歯の清掃、フッ素塗布の4ステップで行われ、所要時間は30分〜1時間程度です。患者さんのお口の状態によって、治療にかかる時間や回数は異なります。

1. お口の中の確認

まず、歯磨きの状態とプラーク(歯垢)や歯石の付着状況をチェックします。プラークや歯石は歯と同じ色をしていることが多いため、専門家による確認が必要です。毎日の歯磨きでブラッシングができていない箇所を特定し、お口全体の状態を評価します。

2. 歯石除去(スケーリング)

歯石が溜まっている場合は、超音波を使って歯石を砕き、丁寧に除去します。歯石は歯磨きだけでは落とせないため、専用の器具を使用します。歯肉の炎症がある場合は、歯石除去中に出血を伴う可能性があります。

3. 歯の清掃(PMTC本体)

歯の表面・歯間・歯のつけ根の部分をクリーニング用の研磨ペーストで磨き、歯の清掃を行います。専用の機器を用いて1本1本の歯を丁寧に磨いていきます。炭酸カルシウムパウダーやエアフローという水溶性の無害な粉末を吹き付けて、エナメル質を傷めずに細菌性のバイオフィルムを綺麗に隅々まで落とします。

4. フッ素塗布

虫歯を予防し、歯を強くするフッ素を塗ります。お口の状況に合わせて、歯肉の腫れを抑える成分を含んだ液を用いて、歯間ブラシ・デンタルフロス・スーパーフロスで歯間やブリッジ、インプラントの周囲の汚れまで除去します。フッ素塗布後は30分間飲食を控えていただきます。

PMTCはどれくらいの頻度で受けるべき?

PMTCは3ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されます。バイオフィルムは約3ヶ月かけて増殖するため、定期的な除去が必要です。

お口の状態によって適切な頻度は異なりますが、一般的には3〜4ヶ月に1回のペースが理想的です。虫歯や歯周病のリスクが高い方、矯正装置を使用している方、被せ物や詰め物が多い方は、より短い間隔での受診が推奨される場合があります。

定期的にPMTCを受けることで、虫歯や歯周病になりにくいお口の環境を維持できます。また、定期検診と組み合わせることで、お口全体の健康チェックができるという大きなメリットもあります。

PMTCは定期的に受けることで効果を実感しやすいとされています。どのくらいの間隔で受けるとよいか、お口の状態を見ながらご案内します。

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PMTCの費用はどのくらいかかる?

PMTCは予防目的の場合、保険適用外となり、費用相場は5,500円〜10,000円程度です。歯周病の検査などを行い、治療目的での歯石除去やPMTCが必要だと判断された場合は保険適用となります。

保険適用の有無は、お口の状態と目的によって異なります。歯肉炎や歯周病などの症状がなく、お口の状態が健康な方の予防目的、または着色除去のような美容目的でのPMTCは自費診療となります。一方、歯周病治療の一環として行われる場合は保険が適用され、費用は約1,500円〜3,000円程度になります。

当院では、患者さまのお口の状態に応じて最適なプランをご提案いたします。費用や治療内容について不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

PMTCを受けることが推奨される人は?

矯正治療中の方、被せ物や詰め物が多い方、色の濃い飲食物をよく口にする方は、特にPMTCの効果を実感しやすいです。これらの方は、通常よりも汚れが付着しやすく、セルフケアだけでは十分に清掃できない場合があります。

歯列矯正中の人

矯正装置が入っていると、装置の周囲に汚れが溜まりやすく、磨き残しができやすくなります。エアフローは直接歯に触れないため、ワイヤー矯正中のブラケットがついている方にもおすすめです。矯正治療中は虫歯リスクが高まるため、定期的なPMTCが特に重要です。

被せ物や詰め物が多い人

被せ物や詰め物と天然歯の境目は、汚れが溜まりやすい箇所です。PMTCでは、これらの細かな部分まで丁寧に清掃できるため、二次虫歯の予防に効果的です。

色の濃い飲食物をよく口にする人

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどを頻繁に摂取する方や、喫煙習慣のある方は、着色が付きやすい傾向があります。PMTCで定期的に着色を除去することで、歯本来の白さを維持できます。

PMTCのデメリットと注意点は?

PMTCには時間がかかる、保険適用外の場合がある、施術後の食事制限があるなどのデメリットがあります。これらを理解した上で、計画的に受診することが大切です。

時間がかかる

PMTCは1本1本の歯を丁寧に磨いていくため、歯の汚れが多い場合や定期的にケアを行っていない場合、施術に時間がかかることがあります。一般的な施術時間は30分〜1時間程度ですが、汚れが多い場合はさらに時間がかかることもあります。時間に余裕のある日に通院することをおすすめします。

施術を受けられる歯科医院が限られる

歯科医院によってはPMTCを行っていないところもあります。近くの歯科医院でPMTCを希望しても受けられない場合があるため、事前に確認が必要です。

施術後の食事に注意が必要

フッ素塗布を行う場合は、施術後30分間は飲食を控えていただきます。また、正しいPMTCが行われると、歯の表面を覆う「ペリクル」という膜が除去された状態になります。ペリクルが再び歯の表面を覆うまでは、再着色が起こりやすくなるため、施術後は色の濃い食べ物や飲み物、タバコに注意が必要です。

歯を白くする目的の施術ではない

PMTCは着色を除去し、歯を研磨することで歯本来の白さや光沢を取り戻すことができます。しかし、あくまで歯の表面についている汚れを取り除く処置なので、元々の歯の色が変色している場合や被せ物が経年劣化で変色している場合は、PMTCのみで白くなることはありません。より白い歯を求める場合は、クリーニング後のホワイトニングがおすすめです。

土支田ファミリー歯科では、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせた予防プログラムをご提案しています。3Dアニメーションの動画を用いた視覚的でわかりやすい説明システムを導入しており、PMTCの効果や必要性についても丁寧にご説明いたします。光が丘駅から徒歩16分、土曜・日曜も夜19時まで診療しておりますので、お忙しい方でも通いやすい環境です。詳しくは土支田ファミリー歯科 予防のページをご覧ください。

よくある質問

PMTCとホワイトニングの違いは何ですか?

PMTCは歯の表面の汚れや着色を除去して歯本来の白さを取り戻す処置で、ホワイトニングは過酸化水素を使って歯そのものの色を白くする処置です。PMTCは予防と清掃が目的で、ホワイトニングは審美目的です。より白い歯を求める場合は、PMTCで汚れを除去した後にホワイトニングを行うのが効果的です。

PMTCは痛いですか?

通常、PMTCは痛みを伴わない処置です。ただし、歯周病や歯肉炎などトラブルがある場合は、処置の際にしみや痛みを感じたり、多少出血することがあります。知覚過敏の方は一時的にしみる可能性がありますが、ほとんどの場合は快適に受けられる処置です。

PMTCは何歳から受けられますか?

PMTCは乳歯が生え揃った頃から受けることができます。お子さまの場合は、虫歯予防の観点から定期的なPMTCが特に重要です。当院では保育士の資格を持ったスタッフが常駐しており、お子さまが歯医者を嫌いにならない環境づくりに配慮しています。

PMTCを受けた後、どのくらいで食事ができますか?

フッ素塗布を行った場合は、施術後30分間は飲食を控えていただきます。その後は通常通り食事が可能ですが、施術後数時間は色の濃い飲食物(コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど)やタバコを避けることで、再着色を防ぐことができます。

PMTCは保険適用されますか?

歯周病の検査などを行い、治療目的での歯石除去やPMTCが必要だと判断された場合は保険適用となります。しかし、歯肉炎や歯周病などの症状がなく、予防目的または着色除去のような美容目的でのPMTCは自費診療となります。費用相場は保険適用で約1,500円〜3,000円、自費診療で5,500円〜10,000円程度です。

PMTCとスケーリングは同時に受けられますか?

はい、同時に受けることが可能です。むしろ、スケーリングで歯石を除去した後、PMTCで歯の表面のバイオフィルムをさらに除去しツルツルに仕上げるのが現時点では理想的な流れです。お口の状態によっては、複数回に分けて行う場合もあります。

妊娠中でもPMTCを受けられますか?

はい、妊娠中でもPMTCを受けることができます。むしろ、妊娠中はホルモンバランスの変化により歯肉炎になりやすいため、定期的なPMTCが推奨されます。当院ではマタニティ歯科にも対応しており、妊娠中の方も安心して受診いただけます。体調に合わせて施術時間や体勢を調整いたしますので、ご相談ください。

PMTCを受けると歯が削れませんか?

PMTCで使用する研磨剤や機器は、歯のエナメル質を傷つけないよう設計されています。適切な方法で行われるPMTCは、歯を削ることなく表面の汚れだけを除去します。エアフローという水溶性の無害な粉末を使用する方法は、スケーラーや研磨ブラシと比較して歯に対して優しく清潔に仕上げることが可能です。

PMTCの効果はどのくらい持続しますか?

PMTCの効果は約3ヶ月持続します。バイオフィルムは約3ヶ月かけて増殖するため、3〜4ヶ月に1回のペースで定期的に受けることが推奨されます。ただし、お口の状態や生活習慣によって適切な頻度は異なりますので、歯科医師にご相談ください。

PMTCを受けた後、セルフケアで気をつけることはありますか?

PMTCで歯の表面がツルツルになると、汚れが付きにくくなりますが、日常の歯磨きは引き続き重要です。歯間ブラシやデンタルフロスを併用し、歯と歯の間の清掃も丁寧に行いましょう。着色が付きにくい歯磨剤を使用するのも効果的です。当院では、患者さまに合わせたセルフケアの方法もアドバイスいたします。

結論

PMTCは虫歯・歯周病予防、着色除去、口臭改善、歯質強化、審美性向上の5つの効果をもたらす、プロによる歯のクリーニングです。バイオフィルムは約3ヶ月で増殖するため、3〜4ヶ月に1回の定期的な受診が推奨されます。予防目的の場合は自費診療となり費用は5,500円〜10,000円程度ですが、治療目的であれば保険適用となります。矯正治療中の方、被せ物が多い方、着色しやすい飲食物を好む方は特に効果を実感しやすいでしょう。PMTCは歯本来の白さを取り戻す処置であり、さらに白くしたい場合はホワイトニングとの併用が効果的です。お口の健康を長期的に維持するために、定期的なPMTCと日常のセルフケアを組み合わせることが最善の選択です。

 

土支田ファミリー歯科

練馬区光が丘エリアの歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科。キッズルーム、保育士による無料託児、女性歯科医師在籍で、お子さま連れでも通いやすい体制を整えています。気になることはお気軽にご相談ください。

診療時間 10:00〜14:00/15:00〜19:00 休診日:火曜・祝日 ※複数人のご予約はお電話でお願いします

【著者情報】

土支田ファミリー歯科 院長
杉本 貴由紀

「最愛の人に紹介したい歯科医院」を理念に、患者様一人ひとりに寄り添った診療を大切にしています。すべての患者様を家族のように考え、納得いただける治療選択と最善の医療提供を心がけています。特にお子さまが歯科医院を好きになれる環境づくりにも注力し、将来のお口の健康を見据えた診療を行っています。

経歴
静岡聖光学院高等学校 卒業
鶴見大学 歯学部 卒業
鶴見大学附属病院 総合歯科 臨床研修 修了
愛知県一宮市・犬山市の歯科医院にて勤務
土支田ファミリー歯科 開院

 

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