予防歯科のメリットと効果〜将来の歯を守る8つの理由を徹底解説
2026.06.23
本記事では、予防歯科の具体的なメリット、治療内容、費用、そして将来の歯を守るための実践方法について詳しく解説します。
予防歯科とは何か?〜病気を未然に防ぐ歯科医療の基本
定期的な予防ケアを相談する
むし歯や歯周病は、早めのケアで予防に取り組むことが大切と考えられています。土支田ファミリー歯科では一人ひとりに合わせた予防プログラムをご提案しています。検診のご予約はこちらから。
予防歯科とは、虫歯や歯周病といった口腔内のトラブルが発症する前に、定期的なケアを通じて健康な状態を維持することを目指す歯科医療の分野です。
従来の歯科治療は「削る・詰める・抜く・入れる」という補綴の考えが主流でしたが、2000年にFDI(国際歯科連盟)が「できるだけ削らない=低侵襲の治療(MI)」を提唱したことを契機に、予防歯科への注目が高まりました。
予防歯科には2つの視点があります。1つは疾病が発症していない状態での「発症前の予防歯科」、もう1つはすでに発症した疾患の治療後に再発を防止する「再発防止の予防歯科」です。
日本では痛くなってから歯科医院を受診する方が大半ですが、欧米諸国では痛みが出る前に予防歯科へ通うことが一般的です。2012年の厚生労働省国民健康白書統計によると、予防先進国スウェーデンでは80歳以上の方のほとんどに20本以上の歯が残っています。一方、日本では80歳以上で20本以上の歯を保持する割合は約40%程度にとどまっています。
予防歯科が注目される背景
近年、歯と口腔の健康が全身に及ぼす影響について数多くの報告があり、口腔の健康を保持増進することが健康寿命の延伸につながることがわかってきました。
歯周病を有している人は糖尿病、脳血管疾患、心血管疾患、肺炎、認知症など、様々な全身疾患の発症と関連していることが明らかになっています。歯周病の予防や治療を行うことは、世界的に非常に重要な課題の一つとなっています。

予防歯科の8つのメリットとは?〜将来の歯を守る効果を解説
予防歯科には、お口の健康だけでなく全身の健康や経済面においても多くのメリットがあります。ここでは8つの主要なメリットを詳しく解説します。
1. 虫歯や歯周病を早期発見&未然に防げる
歯科医院で定期検診を受けることで、虫歯や歯周病を早期発見できます。虫歯は初期のうちは痛みがなく、自分でも気づきません。痛くなった虫歯はかなり進行していることが多く、たとえ治療しても完治は難しく、その後の歯の持ちは悪くなります。
歯周病にいたっては、痛みを感じることなく進行し、気がついたら歯がグラグラして抜けそうになっていた、なんてことも珍しくありません。定期的な予防歯科により、症状の進行を妨ぐことができます。
2. 健康な歯を長く維持し続けられる
歯は一度失うと二度と元には戻りません。虫歯治療で歯を削ることは歯の寿命を縮めます。いかに歯を削ることなく健康な状態を長く維持するかが大事です。
たとえば、虫歯が長期化して何度も歯を削ればやがてその歯は失われてしまいます。治療後の歯は天然の歯よりも耐久性が低いので、治療が何度も必要になる場合があります。できる限り天然の歯を残すためには、健康な歯を維持し続けることが大切なのです。
3. 見た目の美しさを保てる
予防歯科では仕上げにPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行います。PMTCでは専用の薬品とブラシで歯を徹底的に清掃することで、歯の表面に付着した飲食物の着色汚れが落ち、歯も明るくつややかになり、見た目も綺麗になります。
4. 痛みに苦しむことが少なくなる
早期に虫歯を発見できることで、痛みに苦しむ前に治療を受けることができます。また小さい虫歯は治療時の痛みもほとんど感じず、麻酔を使用しないことが大半です。費用や時間も少なくて済みます。
5. 健康寿命が延びる
超高齢社会となった日本では、平均寿命は男女とも80歳を超えています。今後の大きな課題は、介護に頼らず自分で最低限の生活ができる「健康寿命」をいかに延ばすかです。
歯を失えば失うほど食べられるものが減り、食事の楽しみは半減します。食事の楽しみはQOL(生活の質)において非常に重要な要素であることは言うまでもありません。予防歯科で今ある健康な歯を守ることが、健康寿命の延伸につながります。
6. 認知症のリスクを減らせる
近年の研究により、歯の本数と認知症の発症リスクには関連があることが明らかになっています。自分の歯を多く残すことで、よく噛むことができ、脳への刺激が維持され、認知症のリスクを減らせる可能性があります。
7. 全身の病気を予防できる
歯周病は糖尿病、心血管疾患、脳血管疾患、誤嚥性肺炎など、様々な全身疾患と関連していることが報告されています。予防歯科により歯周病を予防・管理することで、これらの全身疾患のリスクを低減できる可能性があります。
8. 経済的な負担が軽くなる
定期検診には費用がかかりますが、長い目で見た時に歯科治療にかかる費用を抑える効果があります。虫歯や歯周病は完治させるのが難しいため、長期的に治療が必要になるのが一般的です。一度虫歯や歯周病になってしまうと、定期検診にかかる費用以上のお金と時間がかかります。
経済的な面から見ても予防歯科のメリットは大きいのです。

予防歯科でできることは?〜主な治療内容を詳しく解説
「痛くなってから」ではなく、定期的なチェックとクリーニングを続けることが将来のお口の健康につながります。通院間隔のご相談も承ります。
定期検診を予約する予防歯科では、虫歯や歯周病を防ぎ健康な口腔環境を維持するために、さまざまな処置が行われます。ここでは主な治療内容を詳しく解説します。
口腔内の検査・診断
はじめに口腔内の検査を行い、虫歯や歯周病になっていないかなどを確認します。目に見えない部分の異常を確認するためにレントゲン撮影を行う場合もあります。
また、専用の器具を使用して歯周ポケットの深さを測定し、歯周病の進行具合も確認します。これにより早期の対応が可能になります。
スケーリング
スケーリングとは、歯に付着した歯石を除去する処置です。歯石とは歯垢が硬くなったもので、自宅で行うブラッシングでは取り除くことができません。
歯科医院では、専用の器具を使用して歯石を除去し、歯周病のリスクを軽減します。超音波スケーラーや手用スケーラーを用いて、歯肉縁上および歯肉縁下の歯石を丁寧に取り除きます。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が専用の器具やペーストを使用して行う歯のクリーニングのことです。PMTCでは、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを徹底的に除去します。
日頃のブラッシングだけでは落としきれないような歯垢・歯石を、歯科医師や歯科衛生士が丁寧に取り除きます。PMTCは頻繁に行う必要はなく、予防歯科でPMTCを行う頻度は数ヶ月に1度と考えておきましょう。
歯の表面が滑らかになり、汚れがつきにくくなるため、虫歯の予防につながります。
ブラッシング指導
予防歯科では、ブラッシング指導も行います。ブラッシング指導では、歯科衛生士が歯磨きをするときの癖や磨き残しが多い部分を確認したうえで、患者さん一人ひとりに合った歯磨きの仕方を指導します。
ご自身に合った歯磨きの仕方を学び、自宅で実践することで、虫歯や歯周病の原因となる歯垢を効果的に除去できるでしょう。また、デンタルフロスや歯間ブラシなどのケアアイテムの使い方の指導を受けることで、セルフケアの精度が向上します。
フッ素塗布
歯のクリーニング後にフッ素塗布を行うこともあります。フッ素には、歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。
フッ素には歯の再石灰化を促す効果と歯質を強くする効果があります。再石灰化は食事などによって酸で溶けてしまった歯を修復する現象のことです。通常は唾液が歯の再石灰化に作用するのですが、フッ素塗布することでその働きをサポートすることができます。
つまり予防歯科でフッ素を定期的に塗布することで、強く虫歯になりにくい歯を形成できるのです。歯質が弱い方や子どもの虫歯予防に効果的です。

予防歯科の費用と頻度はどのくらい?〜保険適用と通院ペースを解説
予防歯科に通うにあたって、気になるのは費用と頻度ではないでしょうか。ここでは、予防歯科にかかる費用の目安と通院の頻度について詳しく解説します。
予防歯科の費用
2020年の診療報酬改定によって、条件を満たせば予防歯科にも保険が適用されるようになりました。具体的には、虫歯や歯周病の重症化を防ぐことを目的として処置を行う場合には、保険が適用される場合があるのです。
保険が適用される予防歯科の費用は、3割負担で1回あたり3,000円〜5,000円程度です。虫歯や歯周病を予防し、歯の健康を維持するためには定期的に予防歯科に通う必要があり、その都度費用がかかります。
着色汚れを除去して見た目を改善したいなど、審美目的で予防歯科の処置を受ける場合は保険が適用されず、自由診療になります。予防歯科を自費診療で受ける場合の費用は、施術内容や歯科医院によって異なりますが、一般的には1回あたり5,000円〜20,000円程度です。
予防歯科に通う頻度
予防歯科に通う頻度は、お口の状態によって異なりますが、一般的には3ヶ月〜6ヶ月に1回が推奨されています。
虫歯や歯周病のリスクが高い方や、すでに治療を受けた方は、より頻繁な通院が必要になる場合があります。歯科医師や歯科衛生士と相談しながら、ご自身に合った通院ペースを決めていきましょう。
予防歯科のデメリットはあるのか?〜注意点と対策を解説
予防歯科には多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も存在します。ここでは予防歯科のデメリットと対策について解説します。
通院に時間と費用がかかる
予防歯科は定期的な通院が必要なため、時間と費用がかかります。忙しい方にとっては通院のための時間を確保することが負担になる場合があります。
しかし、長期的に見れば、予防歯科により虫歯や歯周病を防ぐことで、将来的な治療にかかる時間と費用を大幅に削減できます。土支田ファミリー歯科では、土曜・日曜も夜19時まで診療しており、お忙しい方でも通院しやすい環境を整えています。
知覚過敏の症状が現れる可能性がある
スケーリングやPMTCなどの処置により、一時的に知覚過敏の症状が現れる可能性があります。これは歯石を除去したことで、これまで覆われていた歯の表面が露出するためです。
多くの場合、数日から数週間で症状は改善します。症状が続く場合は、歯科医師に相談しましょう。

土支田ファミリー歯科の予防歯科〜患者さまに寄り添った予防ケア
土支田ファミリー歯科では、「最愛の人に紹介したい歯科医院」を理念に掲げ、患者さま一人ひとりに寄り添った予防歯科を提供しています。
当院では、3Dアニメーションの動画を用いた視覚的でわかりやすい説明システムを導入しており、検査方法や治療内容を患者さまに分かりやすく伝えています。また、CTによる精密な診断、マイクロや拡大ルーペを使用する超精密治療を実施しており、質の高い予防歯科を提供しています。
お子さま連れの親御さんも安心して治療を受けられるよう、広々としたスペースにボルダリング、ボールプール、すべり台などを備えたこだわりのキッズルームを完備しており、保育士の資格を持ったスタッフが常駐しています。
土曜・日曜も夜19時まで診療しており、急患にも対応しています。練馬区土支田および周辺地域にお住まいの方は、ぜひ土支田ファミリー歯科の予防歯科をご利用ください。
よくある質問
予防歯科は何歳から始めるべきですか?
予防歯科は歯が生え始めた時から始めることが推奨されています。子どもの頃から予防歯科を実践することで、虫歯や歯周病のリスクを減らせるだけではなく、口腔機能の維持向上にもつながります。成人の方も今からでも遅くありませんので、ぜひ定期検診を始めましょう。
予防歯科に通っていれば虫歯にならないのですか?
予防歯科に通うことで虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができますが、完全に防げるわけではありません。日々のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの両方が重要です。ブラッシング指導で学んだ正しい歯磨き方法を自宅で実践することが大切です。
予防歯科の定期検診はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
一般的には3ヶ月〜6ヶ月に1回の定期検診が推奨されています。ただし、お口の状態や虫歯・歯周病のリスクによって適切な頻度は異なります。歯科医師や歯科衛生士と相談しながら、ご自身に合った通院ペースを決めていきましょう。
予防歯科は保険が適用されますか?
虫歯や歯周病の重症化を防ぐことを目的とした予防歯科には保険が適用される場合があります。3割負担で1回あたり3,000円〜5,000円程度です。審美目的の場合は自由診療となり、費用は5,000円〜20,000円程度です。
PMTCとスケーリングの違いは何ですか?
スケーリングは歯石を除去する処置で、PMTCは専用の器具やペーストを使用して歯の表面を徹底的にクリーニングする処置です。スケーリングで歯石を除去した後、PMTCで歯の表面を滑らかにすることで、汚れがつきにくくなり虫歯予防につながります。
フッ素塗布は大人にも効果がありますか?
フッ素塗布は子どもだけでなく大人にも効果があります。フッ素には歯質を強化し、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。特に歯質が弱い方や虫歯のリスクが高い方には効果的です。定期的なフッ素塗布により、強く虫歯になりにくい歯を維持できます。
予防歯科で歯周病も予防できますか?
はい、予防歯科は歯周病の予防にも非常に効果的です。定期的なスケーリングにより歯石を除去し、歯周ポケットの深さを測定することで、歯周病の早期発見と進行防止が可能です。ブラッシング指導により自宅でのセルフケアの精度も向上します。
予防歯科に通うと治療費は本当に安くなりますか?
長期的に見れば、予防歯科により虫歯や歯周病を防ぐことで、将来的な治療費を大幅に削減できます。虫歯や歯周病は完治が難しく長期的な治療が必要になるため、定期検診にかかる費用以上のお金と時間がかかります。経済的な面からも予防歯科のメリットは大きいです。
結論
予防歯科は虫歯や歯周病を未然に防ぎ、健康な歯を長く維持するために不可欠です。定期検診により早期発見・早期治療が可能となり、痛みに苦しむことなく、将来的な治療費も抑えられます。さらに健康寿命の延伸や全身疾患の予防にもつながります。土支田ファミリー歯科では、患者さま一人ひとりに寄り添った予防歯科を提供しています。3ヶ月〜6ヶ月に1回の定期検診を習慣化し、一生涯にわたって健康な歯を守りましょう。
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土支田ファミリー歯科
練馬区光が丘エリアの歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科。キッズルーム、保育士による無料託児、女性歯科医師在籍で、お子さま連れでも通いやすい体制を整えています。気になることはお気軽にご相談ください。
診療時間 10:00〜14:00/15:00〜19:00 休診日:火曜・祝日 ※複数人のご予約はお電話でお願いします
【著者情報】
土支田ファミリー歯科 院長
杉本 貴由紀
「最愛の人に紹介したい歯科医院」を理念に、患者様一人ひとりに寄り添った診療を大切にしています。すべての患者様を家族のように考え、納得いただける治療選択と最善の医療提供を心がけています。特にお子さまが歯科医院を好きになれる環境づくりにも注力し、将来のお口の健康を見据えた診療を行っています。
経歴
静岡聖光学院高等学校 卒業
鶴見大学 歯学部 卒業
鶴見大学附属病院 総合歯科 臨床研修 修了
愛知県一宮市・犬山市の歯科医院にて勤務
土支田ファミリー歯科 開院



