セラミック治療は保険適用?自費診療との違いを詳しく解説

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2026.03.24

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虫歯治療で歯を削った後、詰め物や被せ物が必要になることがあります。

その際に「セラミック治療」という選択肢を耳にされる方も多いでしょう。

セラミックは見た目が美しく、天然歯に近い仕上がりが期待できる素材です。

しかし、「セラミックは高額」「保険が使えない」といったイメージをお持ちの方も少なくありません。実際のところ、セラミック治療は保険適用になるのでしょうか?

セラミック治療の保険適用について

結論から申し上げますと、純粋なセラミック治療は基本的に保険適用外です。

日本の健康保険制度では、「病気を治すために行う必要最低限の治療」が保険適用の基準となっています。純粋なセラミックは審美性が高く、必要最低限以上の治療と理解されているため、自費診療となるのです。

保険適用となるハイブリッドセラミック(CAD/CAM冠)

ただし、例外があります。

「ハイブリッドセラミック」と呼ばれる素材を使用したCAD/CAM冠は、一定の条件を満たすことで保険適用となります。

ハイブリッドセラミックとは、レジン(歯科用プラスチック)とセラミックを混ぜ合わせて作られた素材です。コンピューター制御で削り出して作られるため、CAD/CAM冠と呼ばれています。

保険適用の条件と対象となる歯

2023年12月の保険改定により、CAD/CAM冠の適用範囲が大きく拡大されました。

現在では、前歯から第一大臼歯(6番目の歯)まで保険適用が可能になっています。以前は第一大臼歯について「第二大臼歯が上下左右4本全て残存している」などの条件がありましたが、この条件は廃止されました。

さらに2024年6月の改定では、第二大臼歯(7番目の歯)についても、条件付きで保険適用が拡大されています。

金属アレルギーの診断を受けている方は、全ての臼歯で保険適用となります。

保険適用のCAD/CAM冠と自費セラミックの違い

保険適用のハイブリッドセラミックと、自費診療の純粋なセラミックには、いくつかの重要な違いがあります。

審美性の違い

純粋なセラミックは、天然歯のような透明感と白さを再現できます。

色味も細かく調整でき、隣の歯に合わせることが可能です。一方、ハイブリッドセラミックはプラスチックを含むため、透明感がやや劣ります。また、保険診療では選べる色調に限りがあり、奥歯の場合は色を選べないこともあります。

耐久性と変色のリスク

純粋なセラミックは経年劣化がほとんど起こりません。

変色しにくく、長期間美しい状態を保つことができます。ハイブリッドセラミックは、プラスチック成分が含まれるため、時間の経過とともに黄色っぽく変色したり、傷がついたりすることがあります。

また、歯とセラミックの間に隙間ができにくい純粋なセラミックに対し、ハイブリッドセラミックは変形によって隙間が生じやすく、二次的な虫歯のリスクが高まる可能性があります。

費用面での違い

保険適用のCAD/CAM冠は、形成と型取りから装着まで含めて約10,000円程度です。

一方、自費診療の純粋なセラミックは、1本あたり8万円から15万円程度が相場となっています。当院でも、患者さまのご希望やお口の状態に応じて、最適な素材をご提案させていただいています。

自費診療のセラミック治療の種類

自費診療では、いくつかの種類のセラミック素材から選択できます。

オールセラミック

金属を一切使用せず、すべてセラミックで作られる被せ物です。

透明感が非常に高く、前歯の審美治療に特に適しています。天然歯に最も近い見た目を実現できる素材です。金属アレルギーの心配もなく、歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)も起こりません。

ジルコニア

人工ダイヤモンドとも呼ばれる、非常に強度の高いセラミック素材です。

奥歯の被せ物にも使用でき、割れにくく耐久性に優れています。噛む力が強い方や、歯ぎしりの癖がある方にもおすすめできる素材です。近年は審美性も向上し、前歯にも使用されるようになっています。

e.maxセラミック

審美性と強度のバランスが良い素材です。

前歯や小臼歯に適しており、自然な透明感と十分な強度を兼ね備えています。オールセラミックとジルコニアの中間的な特性を持つ素材といえるでしょう。

セラミック治療のメリットとデメリット

セラミック治療のメリット

セラミック治療には、多くのメリットがあります。

天然歯に近い見た目が最大の特徴です。透明感があり、自然な白さを再現できるため、治療したことがほとんどわかりません。

金属アレルギーの心配がないことも重要なポイントです。金属を使用しないため、アレルギー症状が出る心配がなく、歯茎の黒ずみも起こりません。

むし歯の再発リスクが低いという機能面でのメリットもあります。セラミックは歯との密着性が高く、隙間ができにくいため、二次的な虫歯になりにくいのです。

変色しにくいため、長期間美しい状態を保つことができます。

セラミック治療のデメリット

一方で、いくつかのデメリットも理解しておく必要があります。

保険適用外のケースが多いため、費用が高額になります。ただし、長期的な視点で見ると、再治療のリスクが低いため、結果的にコストパフォーマンスが良いという考え方もできます。

歯を削る必要があることも考慮すべき点です。被せ物を装着するためには、一定量の歯質を削らなければなりません。

強い衝撃で割れる可能性があることも知っておきましょう。ただし、近年は材料の進歩により、耐久性も大きく向上しています。

セラミック治療が向いている方

以下のようなご希望をお持ちの方に、セラミック治療はおすすめです。

  • 銀歯を白くしたい方・・・口を開けたときに目立つ銀歯を、自然な白い歯に変えることができます。
  • 前歯の見た目を改善したい方・・・笑顔に自信を持ちたい方に最適です。
  • 自然な歯の色を再現したい方・・・隣の歯に合わせた色調で、違和感のない仕上がりが期待できます。
  • 長期的な審美性を求める方・・・変色しにくく、美しさが長持ちします。
  • 金属アレルギーが心配な方・・・金属を使用しないため、安心して治療を受けられます。

医療費控除の活用について

自費診療のセラミック治療は高額ですが、医療費控除の対象となる場合があります。

医療費控除とは、自分自身や家族のために支払った医療費が1年間で合計10万円を超えた場合、一定額を税金から控除できる制度です。

虫歯や事故による欠損を補うためのセラミック治療は、歯の機能を回復するためのものとして控除の対象となります。また、人前に立つ職業や接客業の方が、職業上の必要性からセラミックを選ぶ場合も、控除の対象になることがあります。

金属アレルギーの方が健康維持のためにセラミック治療を選択した場合も対象です。

医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。領収書や明細書、通院時の交通費の記録などは必ず保管しておきましょう。

土支田ファミリー歯科でのセラミック治療

当院では、患者さま一人ひとりのご希望やお口の状態に合わせて、最適なセラミック治療をご提案しています。

「最愛の人に紹介したい歯科医院」を理念に掲げ、患者さまが納得して治療を選択できるよう、丁寧な説明を心がけています。

オールセラミック、ジルコニア、e.maxセラミックの3種類のセラミック素材をご用意しており、審美性と機能性を両立した治療を提供しています。見た目だけでなく、むし歯の再発リスクを抑えるメリットも重視しています。

保険適用のCAD/CAM冠についても対応しておりますので、費用面でご心配な方もお気軽にご相談ください。

土支田ファミリー歯科は、都営大江戸線光が丘駅A5出口から徒歩16分の場所にあります。土曜日も12時まで診療を行っており、18時以降の診療も可能です。保育士も勤務しておりますので、お子さま連れの方も安心してご来院いただけます。

まとめ

セラミック治療は、基本的に保険適用外の自費診療となります。

ただし、ハイブリッドセラミックを使用したCAD/CAM冠であれば、保険適用で白い被せ物を入れることが可能です。保険適用のCAD/CAM冠と自費診療の純粋なセラミックでは、審美性、耐久性、費用面で違いがあります。

純粋なセラミックは高額ですが、天然歯に近い美しさ、優れた耐久性、むし歯の再発リスクの低さなど、多くのメリットがあります。長期的な視点で考えると、コストパフォーマンスが良いという面もあります。

医療費控除を活用することで、費用負担を軽減できる場合もあります。

どの治療法を選択するかは、患者さまのご希望、お口の状態、ご予算などを総合的に考慮して決定することが大切です。当院では、患者さまが納得して治療を選択できるよう、丁寧にご説明いたします。

セラミック治療についてご不明な点やご心配なことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。患者さまにとって最善の治療法を、一緒に考えていきましょう。

費用や保険の違いを知りたい方へ

セラミック治療は、素材や部位によって考え方が変わることがあります。初診時に費用の目安や自費診療との違いを確認しておくと、治療選びが進めやすくなります。

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次の一歩

費用面と見た目のバランスを考えたい方は、受診時に希望や優先順位を伝えて相談してみてください。

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【著者情報】

土支田ファミリー歯科 院長
杉本 貴由紀

「最愛の人に紹介したい歯科医院」を理念に、患者様一人ひとりに寄り添った診療を大切にしています。すべての患者様を家族のように考え、納得いただける治療選択と最善の医療提供を心がけています。特にお子さまが歯科医院を好きになれる環境づくりにも注力し、将来のお口の健康を見据えた診療を行っています。

経歴
静岡聖光学院高等学校 卒業
鶴見大学 歯学部 卒業
鶴見大学附属病院 総合歯科 臨床研修 修了
愛知県一宮市・犬山市の歯科医院にて勤務
土支田ファミリー歯科 開院

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