過剰歯とは?原因・症状・治療法を歯科医師がわかりやすく解説|練馬区土支田
2026.07.29

「子どもの歯の本数がなんか多い気がする…」「レントゲンで余分な歯があると言われた」——そんな経験はありませんか?
余分に生えてくる歯のことを「過剰歯(かじょうし)」と呼びます。お子さまのお口の中を見て「歯の数がおかしい?」と気になった親御さんや、定期検診のレントゲンで初めて指摘された大人の方など、過剰歯は意外と身近な問題です。
このページでは、過剰歯の基本知識から原因・症状・治療法まで、練馬区土支田の土支田ファミリー歯科の院長・杉本 貴由紀がわかりやすくお伝えします。
- ✅ 過剰歯とは何か、どこに生えるのかがわかる
- ✅ 放置した場合のリスクと、治療が必要なケースがわかる
- ✅ 土支田ファミリー歯科での診断・対応の流れがわかる
- ▸ 「歯の数が多い」と言われたら…それが過剰歯かもしれません
- ◦ 過剰歯はどのくらいの割合で見られる?
- ◦ 過剰歯に気づくきっかけは?
- ▸ 過剰歯ができる原因と種類をわかりやすく解説
- ◦ 症候群に伴う過剰歯について
- ▸ 過剰歯を放置するとどうなる?気をつけたい症状とリスク
- ◦ 永久歯の萌出障害(生えてこられなくなる)
- ◦ 歯並び・咬み合わせへの悪影響
- ◦ 隣接する歯や歯根への影響
- ▸ 過剰歯の治療法——抜歯が必要なケースと経過観察でよいケース
- ◦ 抜歯が検討される主なケース
- ◦ 過剰歯の抜歯はどのように行われる?
- ◦ 過剰歯の抜歯後は矯正治療が必要になることも
- ▸ 土支田ファミリー歯科の過剰歯への対応とこだわり
- ▸ 練馬区で過剰歯・お口の気になることがあれば、定期検診でいち早く発見を
- ▸ 過剰歯に関するよくあるご質問
- ◦ 過剰歯・歯の本数が気になる方は、お気軽にご相談ください
「歯の数が多い」と言われたら…それが過剰歯かもしれません
お子さまの歯が生え変わりの時期に「なんだか歯の本数が多い」「変なところから歯が出てきた」と感じて、不安になった親御さんは少なくありません。あるいは大人になってから歯科のレントゲン撮影を受けた際に、歯茎の中に埋まったままの余分な歯を指摘され、驚いた方もいらっしゃるかと思います。
こうした「余分な歯」は過剰歯(かじょうし)と呼ばれる、決して珍しくない歯の異常の一つです。過剰歯は正常な歯の本数を超えて形成される歯のことで、乳歯列・永久歯列を問わず発生します。
「放置していても大丈夫かな」「抜かないといけないの?」という疑問を持つ方はとても多いです。まずは過剰歯について正しく知ることが、最善の対処への第一歩になります。
過剰歯はどのくらいの割合で見られる?
過剰歯は、日本人では永久歯列で約1〜3%の割合で認められるとされています(個人差があります)。乳歯列での発生はさらに少ないとされていますが、永久歯での過剰歯は上顎の前歯部(正中部)に最も多く見られます。男性にやや多い傾向があるとも言われていますが、女性や幼いお子さまにも決して珍しくありません。
過剰歯に気づくきっかけは?
過剰歯は、歯茎の外に萌出している(外に出ている)場合は見た目で気づくことができます。しかし、歯茎の中に埋まったままの「埋伏過剰歯(まいふくかじょうし)」の場合は、レントゲン撮影をしなければ発見できないことがほとんどです。定期的な歯科検診が過剰歯の早期発見につながります。

過剰歯ができる原因と種類をわかりやすく解説
「どうして余分な歯ができてしまうの?」という疑問を持つ方は多いですが、実は過剰歯の原因はまだ完全には解明されていません。現時点でわかっていること・分類できることをポイントごとに整理してご説明します。
歯は「歯胚(しはい)」と呼ばれる歯の芽が発育することで形成されます。過剰歯は、この歯胚が本来の本数を超えて作られてしまうことで発生すると考えられています。遺伝的な要因が関係しているケースも報告されており、親御さんやご兄弟に過剰歯があったという方のお子さまに見られることもあります。ただし、必ずしも遺伝するわけではなく、原因が特定できないケースも多くあります。
過剰歯は歯の向きによって分類されます。通常の歯と同じように歯冠(歯の頭)を上(口腔側)に向けて生えるものを正性過剰歯、逆さまに向いて埋まっているものを逆性過剰歯(ぎゃくせいかじょうし)と呼びます。逆性過剰歯は歯茎の表面から見えないため、レントゲンやCT検査で初めて発見されることがほとんどです。
過剰歯が最も多く発生する場所は、上顎の前歯と前歯の間(正中部)です。この部位に生じる過剰歯を「正中過剰歯(せいちゅうかじょうし)」と呼びます。上顎の奥歯側(臼歯部)や下顎に発生することもありますが、頻度としては前歯部が最多です。複数本の過剰歯が同時に存在するケースもあります。
症候群に伴う過剰歯について
鎖骨頭蓋異形成症(さこつとうがいいけいせいしょう)などの全身疾患・症候群に伴って、多数の過剰歯が生じるケースも知られています。お子さまに過剰歯が多数見つかった場合や、骨格や身体の発育に気になる点がある場合は、歯科だけでなく専門的な医療機関への相談も視野に入れることが大切です。
過剰歯を放置するとどうなる?気をつけたい症状とリスク
「埋まったままなら問題ないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、過剰歯を放置することにはさまざまなリスクがあります。過剰歯の状態・場所・向きによって影響の大きさは異なりますが(個人差があります)、代表的な問題点を知っておくことが大切です。
永久歯の萌出障害(生えてこられなくなる)
過剰歯が永久歯の生える道をふさいでしまい、永久歯が正しく萌出(生えること)できなくなるケースがあります。特に正中過剰歯では、上の前歯が中央から生えてこられない「萌出遅延」や、歯が歯茎の中に埋まったままになる「埋伏歯」の原因になることがあります。お子さまの前歯がなかなか生えてこないときは、過剰歯が関係しているかもしれません。
歯並び・咬み合わせへの悪影響
過剰歯が存在することで、周囲の永久歯が押し出されたり、正しい位置に並べなくなったりすることがあります。結果として、すきっ歯・歯のねじれ・でこぼこの歯並び(叢生)などの不正咬合につながるリスクがあります。歯並びの乱れは、将来的に矯正治療が必要になるケースとも関連します。
隣接する歯や歯根への影響
埋伏した過剰歯が隣の永久歯の歯根(歯の根っこ)を圧迫することがあります。長期間放置すると、歯根が吸収されてしまったり(歯根吸収)、隣の歯の神経(歯髄)にダメージを与えるリスクも考えられます。また、過剰歯の周囲に嚢胞(のうほう)と呼ばれる袋状の組織が形成されることもあり、顎の骨に影響を及ぼす場合もあります。
⚠ よくある誤解にご注意ください
「歯茎の中に埋まっているから、今は痛みもないし大丈夫」と考える方がいらっしゃいますが、埋伏過剰歯は自覚症状がないまま周囲の歯や骨に影響を与え続けることがあります。痛みがない=問題がないとは言い切れないため、レントゲンやCTで状態をしっかり確認することが大切です。
過剰歯の治療法——抜歯が必要なケースと経過観察でよいケース
過剰歯が見つかったとき、「すぐに抜かないといけないの?」と心配される方が多いです。実際には、過剰歯の位置・向き・周囲への影響・患者様の年齢などによって対応方針は異なります。担当の歯科医師が総合的に判断し、患者様やご家族にわかりやすくご説明した上で方針を決めていきます。
抜歯が検討される主なケース
抜歯を検討するポイント
- 永久歯の萌出を妨げている
- 歯並び・咬み合わせへの悪影響が予想される
- 隣接する歯根への圧迫が認められる
- 嚢胞(のうほう)が形成されている
- 過剰歯自体が口腔内に萌出して不衛生になっている
経過観察が選択されることもある
- 永久歯への影響がほとんど見られない
- 過剰歯が深い位置に埋伏しており、抜歯リスクが高い
- お子さまが幼く、手術への協力が難しい場合
- 定期的なレントゲン・CT管理で変化を追えるケース
過剰歯の抜歯はどのように行われる?
過剰歯の抜歯は、口腔外科の処置として行われます。歯茎の表面に萌出している過剰歯の抜歯は、一般的な抜歯と同様に局所麻酔を使用して行います。
埋伏している過剰歯の場合は、歯茎を切開して骨の中から取り出す処置が必要になることがあります。手術の難易度・リスクは過剰歯の位置や向きによって異なります(個人差があります)。CTによる精密な位置確認が、安全な手術計画に役立ちます。保険診療の範囲内で対応できることがほとんどですが、詳しくは診察時にご確認ください。
過剰歯の抜歯後は矯正治療が必要になることも
過剰歯の影響で歯並びが乱れてしまっている場合、抜歯後に矯正治療で歯を整えていく流れになることがあります。特にお子さまの場合、永久歯列が完成する前に過剰歯を取り除くことで、その後の歯並びへの影響を最小限にできる可能性が期待できます。矯正治療が必要かどうかも含め、担当医が総合的にご説明します。

土支田ファミリー歯科の過剰歯への対応とこだわり
東京都練馬区土支田にある土支田ファミリー歯科では、0歳からシニアの方まで、地域のすべての方の歯とお口の健康を幅広くサポートしています。過剰歯の診断・治療についても、丁寧な検査と十分なご説明を通じて、患者様・ご家族が納得して治療に進めるよう努めています。
練馬区で過剰歯・お口の気になることがあれば、定期検診でいち早く発見を
過剰歯は、自覚症状がないまま歯茎の中に隠れていることが多く、定期的な歯科検診とレントゲン撮影が早期発見の鍵となります。特にお子さまは乳歯から永久歯への生え変わり時期(およそ6〜12歳ごろ)に定期的に受診することで、過剰歯によるトラブルを早めに把握し、適切な時期に対処できる可能性が高まります。
土支田ファミリー歯科は「痛くなってから慌てて来院するのではなく、痛くなる前から一緒に予防していきましょう」という考えを大切にしています。予防歯科・定期検診を通じて、むし歯・歯周病だけでなく、過剰歯のような歯の異常も含めてお口の状態を総合的に管理するお手伝いをしています。
練馬区土支田をはじめ、光が丘・田柄・土支田周辺にお住まいの方、「子どもの歯の生え変わりが心配」「大人の歯が変な位置から生えてきた」「レントゲンで何か指摘された」という方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
過剰歯に関するよくあるご質問
この記事のまとめ
- ✅ 過剰歯とは正常な歯の本数を超えて形成される余分な歯のこと。上顎前歯部に最も多く見られる
- ✅ 歯茎の外に出ていない埋伏過剰歯は自覚症状がなく、レントゲンやCT検査で初めて発見されることが多い
- ✅ 放置すると永久歯の萌出障害・歯並びへの悪影響・歯根吸収・嚢胞形成などのリスクが考えられる
- ✅ 治療方針(抜歯か経過観察か)は状態・年齢・影響の有無などを総合的に判断して決める
- ✅ 定期検診で早期発見することが、過剰歯トラブルを防ぐ上でとても大切
過剰歯・歯の本数が気になる方は、お気軽にご相談ください
練馬区土支田の土支田ファミリー歯科では、CTによる精密診断で過剰歯の状態をしっかり確認し、患者様・ご家族に丁寧にご説明します。お子さまから大人の方まで、どうぞお気軽にご来院ください。土日・夜19時まで診療しています。
Web予約はこちらから(複数人のご予約はお電話にて) お電話でのご相談:03-3867-1182


⚕ 院長・杉本 貴由紀 より
「過剰歯が見つかったと聞いて、とても心配になる親御さんはたくさんいらっしゃいます。でも、まず大切なのは正確な情報を得て、焦らず状態をしっかり把握することです。当院ではCTを用いた精密な検査で過剰歯の位置や周囲への影響を詳しく確認し、患者様・ご家族に丁寧にご説明した上で、納得いただける方針を一緒に考えていきます。お子さまが歯科に来るのを怖がらないよう、雰囲気づくりにも精一杯こだわっています。どうぞお気軽にご相談ください。」